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まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

【抜粋】ボクらの時代 大地真央×黒木瞳×小池修一郎 タカラジェンヌの絆

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大地真央と黒木瞳の出会いは35年前。
小池修一郎は宝塚の演出家。「エリザベート」など。

小池:お二人がおやめになって、ちょうど今年が31年目なんですよ。半年後に演出家になれたんで
黒木:助手だった。まず入る前、私受験の時に1日受験日を間違えて早く来ちゃった。 行ったら「あなた明日よ」って言われて。次の日だったんです。1日空いちゃったもんで、何もすることない。じゃあ大劇場というところに行ってみよう、って行ってみたら、チケット売り場、あそこにポスター貼ってあって、ロミオとジュリエットのね
小池:僕助手でした
黒木:そこで初めて「大地真央さんって宝塚の人だ」知ったんですよ
大地:あれでしょ、真央の宝石箱。アイスクリームの人。
黒木:そこで一致したの。テレビに出る人だと思ってたので、この方宝塚の人だって。すごーいと思ったのが第一印象。
大地:忘れもしない、みんなヒラヒラした感じのぶりぶりっとした中に、一人タイトスカート履いて、ちょっと色が黒いけどこの子すごい、って思いました。何か違う光があったし。初めて喋ったのは、1年生の時。
黒木:月組に入ったあと、秋に映画に出たんですね。シンガポールで撮影したんですけど戻ってきた時「黒いね~!」(笑) 「映画はどうだった?」おっしゃって「でも黒いね~」
大地:私もショーコ(黒木瞳の愛称)も月組に配属されて
小池:今は掃除しないの。寮生の方がおやりになること、あと、お茶を用意しなければいけなかった。あれも今は自動販売機。
大地:なんか誰も上級生がいなくて、下級生だけで、結構言いたいこと言えるし「昨日ここああだったよね」って言いながら掃除したり片付けたり準備したり
小池:芸事に関してはすごい厳しかった。ね。
黒木:すごくよく覚えてるのは、1年生でしょその頃あたし。大部屋の端っこの電話の近くにあたしたち10人いるんです。真央さんはちょっと上級生なので、大部屋の奥の方にいらっしゃるんです。一番怖いのが江上さん、っておっしゃった。うわ~やだ~って思って。その次が黒木さん、って。うわ2番目かって思った。 同期生が「はい頑張ってみんないってらっしゃい」 大部屋でみんなに聞こえるように注意していただくんですね。それはそれで物凄く傷ついたり刺激を受けたり悩んだりするんですけど、そのあと必ず「ご飯行こ」ってなって「あたしがなんでみんなの前で注意するかわかる?他の人があなたに注意できないように私がするのよ」だから二人きりの時はすごく優しいんです

大地:二人でやると決まった以上は、宝塚の一番になりたいと思ったから必死だったよね
小池:すごいプレッシャーだったの
大地:プレッシャーっていうふうには思ってなくて、やっぱりもう毎日1回ずつ ちょっとでも高みを目指したいって思ってたから。これでいいって思うことがなくて。それによくショーコがついてきてくれたし。彼女じゃないとダメだった。
黒木:こっちで見てると毎回涙が流れるんですよ。どうして毎回泣くんだろうと。どこからそういうエネルギーが。まだ入りきれてない自分がいるときに演じてらっしゃる姿を見て、いつかこんなふうになりたい。一番近くで見てたお客様だあら、お客様って言っちゃダメ、共演者だ(笑)

 

小池:スタッフに対しても当たりがキツイんです
大地:だってね、今だから言えますけどね、小池さんは助手に向いてなかった
小池:向いてません
黒木:いつも稽古場で叱られてらした
大地:だから逆に「この人は演出家になるんだな」と思った

 

小池:トップになってからは素晴らしかったけど、2番手3番手の頃は出遅れの女王(笑)呼びに行くのが大変で
大地:出なかったこともありますよ(笑)一人ぐらいでなくても分かんないかなみたいな大勢でわんわん歩く時とか
小池:その奔放さが魅力ですよ
黒木:「情熱のバルセロナ」の時、ラブレター頂いたんですよ。
小池:一番問題多いんですけど(笑)あのね、ラブレターなんてこと
黒木:ダメ出しです。白色の便箋4枚。覚えてらっしゃらない?
小池:何か書いたかもしれない。
黒木:なんか曲のアドバイスのような、ダメ出しを
小池:あんたにもらったラブレター捨てちゃったからって、いつ出したんだ
黒木:あんたなんて言ってないじゃないですか先生(笑)
小池:ラブレターかもって思っちゃうその解釈がねぇ、すごい自信家だと
黒木:その中で一つだけ、褒めてくださったことで覚えてるのは 「黄色いドレスが宝塚で一番似合います。宝塚の娘役で」あとはダメ出しで。それを後で言ったら「黒いから」って。

トップの条件
小池:トップになる人って、女の子の集団で競争させられてるわけだから、プレッシャーであったり、いろんなことがあるわけだけど、マイナスに受け止めないでそこから這い上がっていく
大地:楽しむっていうかね、言われたことはその時はショックでも、じゃこんなことしたらどうなるの?楽しむ方向に持っていく。
黒木:私の場合は守っていただいた。全部言ってたんです。こんなことがあったとか、誰にどう言われたとか、報告しなきゃって感じで。結局は自分で抱えられなかった。それをアドバイスいただいたり、黙って聞いていらっしゃる時もあるし。それが一番大きかった。
小池:そう。前向きに努力する力って才能なんだよね。最終的には生き残ります。
大地:その前に1回ドンと落ち込まないとね。そんなに人間強くないから。自信も無くすし。そんな時アタシが聞いてあげて、何か適当(笑)適切なアドバイスを言えなかったとしても、自分で頑張れる。
小池:みんな戦友だと言いますよね。これは今も変わってない。

黒木瞳は以前競馬が好きだった。
大地真央の朝食はスムージーと玄米ご飯。スムージーには豆乳入れたり
最後にえごまオイル、オメガスリーのアマニオイルをパラッと。
フルーツとお野菜を食べる。小池修一郎もスムージー作りにはまってる。
黒木瞳の朝食は焼きそばとかこってりしたもの。
家庭と仕事は両立はできない。

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