【感想】没後3年ドラマＳＰ 大原麗子 炎のように

新人で主役抜擢されたシーンなのに
すでに目じりにしわがある内山理名。
とはいえ、麗子さんの衣装は堪能できたかな。
若い頃のメイクも、麗子さんがいくら元ヤンだからって
あれじゃどぎつすぎる。

あの声の印象が強すぎて
内山理名だとベタッとした声になってしまってる。
声まねをしろとは言わないけどねぇ。
ただ、ふと見せる表情なんかはかなり研究したっぽい。
もともとそんなに下手な女優さんじゃないし。
子ども時代とか弟役は誰がやってもいいんだけど。
渡瀬恒彦もねえ・・・ご本人出ませんか。

恒彦さんの母親とはうまくいかなかったんだ。

嫁姑の確執があったようなやりとり。
「恒彦は一人じゃ何にも出来ないから
わたしが京都に行きます。
そのほうが麗子さんも仕事が出来るでしょ」
ロケから帰ると母親仕様にリフォームされた家。
普通の家庭におさまることは大原麗子の本望じゃない。
「わたし　あなたの夢を壊してる　悪い妻ね」
「子供を作るか　別居するか」
渡瀬さんとの結婚当時からギランバレー症候群を患っていた。
京都と東京の別居生活が始まる。
父親に叩かれても泣かなかった麗子さんが
「帰ってきてほしい」と泣いたんだな、恒彦さんの前で。

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・森進一「新宿・みなと町」は昭和54年（１９７９）
でも「きれいな森進一」だよねえ田代万里生。どうみても。
吹き替え：コロッケにしてほしいぐらいだ。
婚約会見は昭和55年のエイプリルフール。

結局ふたりの男は普通の家庭を望んだ。
でも麗子さんは「子供なんてほしくない」
「僕は君の犠牲になればいいのか。
一生懸命働いて君を守っていきたい」

「女優は男みたいなものだから
現場に台本は持ち込まないのがわたしの主義なの」
父親が金を無心することもきっぱり断った麗子さん。
「一番つらい心の中にまで踏み込まないで」
その頃舞い込んだ仕事は大河ドラマ「山河燃ゆ」
妊娠したものの夫婦でいる自信がないと中絶。
「一生ひとりで秘密と罪を抱く」
離婚会見で麗子さんは
「家庭に男はふたりいらない」
当時の時代背景を考えるとわかるなあ。
結局私は父親に似て　何度も離婚することになっちゃった・・・
仕事って逃げの手段じゃないよね。自分自身であり、生きがいだから。
50歳を過ぎると扱いづらい女優として仕事が激減。
名前の序列にもこだわって仕事を断ったり。
「愛を乞うひと」、原田美枝子じゃなく大原麗子だったら・・・

あ、原田さんでもよかったけどね。
最後は、精神に異常をきたした演技というより

啖呵きりすぎてぶちきれたヤンキー。
やつれた感がないんだよね。

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当初は内山理名じゃなく
尾野真千子だったがドタキャン。

テレ東がこだわる『大原麗子』のドラマ化　実は金に成る木？ - うわさの裏芸能ニュース

前忠の本を基に作っただけならまだしも配役が残念。番組ＨＰ
納得したのは浅丘ルリ子を瀬奈じゅんが演じること。
そしていちばんうまかったのはみのもんた。
どうみても
大原麗子≠内山理名
渡瀬恒彦≠徳重聡
森進一≠田代万里生
違う違うそうじゃないみんな若すぎる[E:#x266A]　
声が違う　格が違う　顔が違う　イメージ変わる[E:#x266A]
ワイドショーの1コーナー、再現ドラマだと思いこんで視聴するしかない。
没後3年、彼女の記憶がいまだ強烈なのに
微妙に無謀なキャスト。
ご自宅で撮影しているので
坊さんがちゃんと供養したとはいえ
麗子さんが映り込むかもしれないという期待も持ってみる。
でもどうせやるならご本人の映像を2時間放送した方が
よっぽどいいかな。
誰が演じてもブーイングになりそうで
誰得なのか分からないドラマ。
ふと思ったんだけど管野美穂でもダメ・・・だろうなあ。

※追記
当初森進一役は誰だったのかしら
尾野真千子に続いて降板したんだそうですね。
なお脚本を手がけた清水曙美さんは
昨年2月、第1稿を書き上げた後急死。本作品が遺作。

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この番組の再放送を望みます。
麗子さんの母は平成24年7月死去。