コムアイ(以下コ):ダンス始めたの10歳で?
菅原(以下菅:)はい、10歳で
二階堂(以下二):もっと早いイメージ、ダンスって、3歳とか
菅:たぶん、踊ってたんだけどクラシックとかではなくストリートでずっと
ちっちゃい時からやってて、スタジオに入ったのが10歳。
コ:菅原さんのダンス見てて「うわ、この人なんか、踊るの面白がってるな」って(笑)
上手い人ってうまいのから先に入っちゃうけど、そうじゃなかった。
菅:練習の時はわざとちっちゃいスタジオ入って、暖房かけて、夏でも冬でも
汗かいてないんじゃないんで、踊ってる時に汗かかないのが気持ち悪い。
コ:でも踊ってるとき、つめたい風が吹いてくる
菅:私、体冷えちゃうから
コ:ええ~面白い。
二:靴下4枚履いてるんです。冷え取り
コ:なんか早くない?
二:20歳ぐらいからはじめた。シルク、綿、シルク、綿、みたいな。腹巻とかもしてて。
毎日。気持ちよくて、そっちのほうが。必要なさそうですよね。
菅:でも冷え性です
二:アスリートに近い
コ:いま、これあたしやらなきゃ、って思ってること、なんですか
菅:自己を表現しまくってきちゃったから、ちゃんとテクニックの部分をやらないと
体が無理なんですよ。体が無理って言ってるんです。もう踊れないって。
コ:なんか早くない?
二:20歳ぐらいからはじめた。シルク、綿、シルク、綿、みたいな。腹巻とかもしてて。
毎日。気持ちよくて、そっちのほうが。必要なさそうですよね。
菅:でも冷え性です
二:アスリートに近い
コ:いま、これあたしやらなきゃ、って思ってること、なんですか
菅:自己を表現しまくってきちゃったから、ちゃんとテクニックの部分をやらないと
体が無理なんですよ。体が無理って言ってるんです。もう踊れないって。
コ:え、どういうこと?
菅:その曲に対して感情が先に出ちゃってるから、どこに行くかわかんないんですよ
そうすると、もうやめたい、やりたくないって
コ:体の声なんだ
菅:そうです
二:マインドが違うっていうのは「表現」てとこにしか、もしかしたらもうないのかも
菅:型にハマるってことを、もう少しちゃんと練習したりとか
自分の体でここがこうなんだってことをわかることをしたら。
(コムアイと二階堂ふみは大学の先輩・後輩)
コ:大学に行かなくてよかったんじゃないかと思ってる。畑をやろうと思ったの。
二:ハマったんでしょ、土に
コ:農作業する生活にするか、大学に行くか迷ってて、冒険しないほう選んだの。
今は行っちゃえよって思うから
菅:18の時に1回外に出て。海外行ってる時はワークショップで教えてる方が多い
二:全然違います?
菅:日本だと四角の中で、枠の中から飛び出す動きがすごい苦手なので
右なら右、左なら左。決まり手が美しいと思ってる。
だからこそいいっていうのもあるんですけど、踊った時に自由を表現するのが
少し苦手だったりしちゃうから、はみだそうよって
二:小春っちもコムちゃんも、私の中では生でパフォーマンスをする
要はそこに来てる人を満足させられるかっていう。
常に焦りがあって、ここ2年ぐらい
コ:なんの?
二:自分が表現をするけど、全部を作ってるわけじゃないから。
なんかちょっともどかしいみたいな。どうすればいいんだろうって
でもそれがエネルギーになってる。10代の頃はもっと揺るぎなくて、ここを詰めてって
できてたのが、大人になって(できない)
菅:ピュアさがない。自分でこなしてっちゃって、ダンスで言うと、ダンス踊れない人が
踊ってるほうがかっこいいんですよ。見てて、私には一生できない。
二:映画の現場も、一番最初の頃が一番自分らしかったっていうか
今器用にできるようになってきた自分も、なんかちょっと、技術みたいなものが
勝手に染み込んでる瞬間に気づいたことがあって
求められてて、監督もOKっていうのがすごい悲しくって
でもここでわがままって思われたらどうしようって思っちゃうと言えなくて。
テレビも出させていただけるようになってすごく嬉しいし、
頑張らなきゃいけないって思うけど、私でいいのかなとか
こんなこと言ったらこうなっちゃうのかなとか、ホントにくだらないって思うけど
自分に関する嘘しか書かれてない記事とか、どうすればいいんだろうって
すごく怖い
菅:細くなきゃいけないんだとか、自分を見失っちゃうし嫌いになっちゃうし
怖くなっちゃうから。私は私でしかなくて、あなたにはなれなくて、っていうのに
たどり着くまでに悩んだ時期はすごいあって。
西加奈子さんに相談したら「小春ちゃん輝いてる!」(笑)「うつくし~!」って
そういうことで悩めるの、今しかできないから。
二:30年後の私は美しいって思えてるのかも
菅:過去は過去だし。私はあまり振り返らなくて。
「あの時こうすればよかった」1個もなくて。全部感謝だと思ってる。
菅:その曲に対して感情が先に出ちゃってるから、どこに行くかわかんないんですよ
そうすると、もうやめたい、やりたくないって
コ:体の声なんだ
菅:そうです
二:マインドが違うっていうのは「表現」てとこにしか、もしかしたらもうないのかも
菅:型にハマるってことを、もう少しちゃんと練習したりとか
自分の体でここがこうなんだってことをわかることをしたら。
(コムアイと二階堂ふみは大学の先輩・後輩)
コ:大学に行かなくてよかったんじゃないかと思ってる。畑をやろうと思ったの。
二:ハマったんでしょ、土に
コ:農作業する生活にするか、大学に行くか迷ってて、冒険しないほう選んだの。
今は行っちゃえよって思うから
菅:18の時に1回外に出て。海外行ってる時はワークショップで教えてる方が多い
二:全然違います?
菅:日本だと四角の中で、枠の中から飛び出す動きがすごい苦手なので
右なら右、左なら左。決まり手が美しいと思ってる。
だからこそいいっていうのもあるんですけど、踊った時に自由を表現するのが
少し苦手だったりしちゃうから、はみだそうよって
二:小春っちもコムちゃんも、私の中では生でパフォーマンスをする
要はそこに来てる人を満足させられるかっていう。
常に焦りがあって、ここ2年ぐらい
コ:なんの?
二:自分が表現をするけど、全部を作ってるわけじゃないから。
なんかちょっともどかしいみたいな。どうすればいいんだろうって
でもそれがエネルギーになってる。10代の頃はもっと揺るぎなくて、ここを詰めてって
できてたのが、大人になって(できない)
菅:ピュアさがない。自分でこなしてっちゃって、ダンスで言うと、ダンス踊れない人が
踊ってるほうがかっこいいんですよ。見てて、私には一生できない。
二:映画の現場も、一番最初の頃が一番自分らしかったっていうか
今器用にできるようになってきた自分も、なんかちょっと、技術みたいなものが
勝手に染み込んでる瞬間に気づいたことがあって
求められてて、監督もOKっていうのがすごい悲しくって
でもここでわがままって思われたらどうしようって思っちゃうと言えなくて。
テレビも出させていただけるようになってすごく嬉しいし、
頑張らなきゃいけないって思うけど、私でいいのかなとか
こんなこと言ったらこうなっちゃうのかなとか、ホントにくだらないって思うけど
自分に関する嘘しか書かれてない記事とか、どうすればいいんだろうって
すごく怖い
菅:細くなきゃいけないんだとか、自分を見失っちゃうし嫌いになっちゃうし
怖くなっちゃうから。私は私でしかなくて、あなたにはなれなくて、っていうのに
たどり着くまでに悩んだ時期はすごいあって。
西加奈子さんに相談したら「小春ちゃん輝いてる!」(笑)「うつくし~!」って
そういうことで悩めるの、今しかできないから。
二:30年後の私は美しいって思えてるのかも
菅:過去は過去だし。私はあまり振り返らなくて。
「あの時こうすればよかった」1個もなくて。全部感謝だと思ってる。
コムアイ「すごくいい遺伝子の子供が欲しい」
ずっと一緒に暮らすのは難しいかもしれないけど、その遺伝子の子供
ずっと一緒に暮らすのは難しいかもしれないけど、その遺伝子の子供
二階堂ふみ:毎日一緒にいられる友達が理想。もっと友達になろうとか
そういう柔軟性のある人。
■関連記事
SWITCH インタビュー 二階堂ふみ×菅井円加 2015
SWITCH インタビュー 松岡正剛×コムアイ 2017
そういう柔軟性のある人。
■関連記事
SWITCH インタビュー 二階堂ふみ×菅井円加 2015
SWITCH インタビュー 松岡正剛×コムアイ 2017