ヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸症)。
息子よ、輝け!輝け!と思いながら育ててきたが
3歳ぐらいまで流動食しか食べられなかったし
風邪をひくと肺炎になりやすく発育も遅かった。
小学校の入学を2年遅らせた方がよいとの医師の助言に
「同じ年の子と同じ教育を受けさせたい。頑張りを認めてやりたい」と。
6歳になったら小学校に上げたい、体力もついてきたしと
通常通りの年齢で小学校へ入学。
小2の時
虎狩り状の髪の毛になっていた。いじめ。
友達を売りたくないって思いもあったんだろう。
学校へ相談に行ったが教師に
「虎太郎君もデリケート過ぎるところがあるからもっと強くならなくては」
←今でもそんな先生いるよね。
転校。中学で友達ができたかに見えたが再び壮絶ないじめに遭う。
新しい数学のノートにおしまいまで「死ね」「バカ」「臭い」「消えろ」と書かれ。
見せたのは、これ以上行ったら死んでしまう、という救済信号を出していた。
「俺はモンスターペアレントの走りだったのかも」
無事に中学校を卒業し、高校へ。
卒業前1カ月に不登校。ひきこもってしまう。
「後10日出れば卒業だから縄つけてでも連れて行きたい」
「自分の子供に何としてでも普通教育を受けさせたいと思っていたが
そうでなくても何とか生きていけたのに
そのことって、そんなに大事なことじゃないよね」
「月曜から夜ふかし」でマツコが
「過去に興味はない。小学校の6年間は刑務所に行くような感覚だった」と
言ってたが、息子も同じ気持ちだったのかな。
学校生活が苦痛以外の何物でもないなら。
心屋:何に困っておられます?
原田:僕の真意が彼に伝わってないような
心屋:ごめんよって思ってません?自分がこの子をこんな風にして
しまったという罪悪感。
ごめんよって思わせてしまった自分を責め始める罪悪感。
頑張ろうとすればするほど自分を責める、苦しいスパイラル。