怒り新党 「さすらいの太陽」

71年放送。当時虫プロは「あしたのジョー」制作のため、残ったスタッフで作っていたんだそう。
初の芸能界ものアニメは「ピンクレディー栄光の天使たち」だと思いこんでいた。

こんなにおもしろい作品があったとは、人生損した感じです。

モデルは藤圭子サン。

当時の時代背景を思うと、まさか40年後に深夜番組の笑いの種になるとは
想定外だったのかもしれませんね。

アニメ100連発でも再放送でも見たことがない、マツコ有吉も言っていました。

・第17話　海女の特訓

峰のぞみは貧しい家で育つが、ライバル香田美紀は財閥の令嬢。師匠は江川いさお。一足先にデビューしたのは香田「とべない小鳩」デビューイベントがある伊勢志摩で、江川に突然海女になるよう言われるのぞみ。イベントの日。美紀がホテルに忘れた楽譜を泳いで取りに行くのぞみ。夜の海を泳いで行くなんて無茶以外の何物でもない。楽譜は当然びちょびちょ・・・ちょびちょび・・・

のぞみが楽譜となり最終リハーサル。しかもまた泳いで帰るなんて。ＦＡＸのない時代だからとはいえ怖い。

・第14話での美紀の善人ぶったマッチポンプぶりが怖い。

今もこんな奴いるんじゃなかろうか。

24話あたりでふたりは日本の歌謡界を代表する歌手に。出生の秘密をバラされるくだりがすごい。大映ドラマ「乳姉妹」的です。ばらした野原道子は名誉棄損罪で逮捕。法廷での証言が非常に恐ろしい。

これはよくできたアニメです。月９あたりで実写化してほしい。

でも演じきれる俳優がいるかどうかは疑問だが。やっぱマツコじゃないけどＤＶＤ買お～かなあ・・・

リアルタイムでハマった世代って、昭和30年代前半に生まれたひとたちなのかしら。いい時代を生きてきましたね。うらやましい。

※追記　のちにCSで見た。どこだっけ？歌謡ポップスチャンネルだったっけ？