二人だけの卒業式
金八:おそらく金八先生の最後の仕事になるんじゃないか。沢村正治が最後の卒業生。
長い年月が私とあなたに流れたのだろう。中学校の教師をやりとおしてきましたが
心に誓ったのは、涙を惜しまず、笑う時は笑い、泣けるときには泣こう と。
しかし、沢村正治については、いちばん流した涙の少ない生徒だった。あなたは自慢の教え子です。健闘を祈ります。
沢村:先生 きょうは 沢村正治のために、たった二人だけの卒業式ができてうれしく思っています。今こうして先生に会うのはこれが運命だったと思います。卒業して33年 沢村正治から田原俊彦となって、33年間歩んでまいりましたが、最初の一歩を金八先生から始めることができ、今こうして立っていられるのは先生のおかげです。自分のために時間を作っていただきありがとうございます
桜中学のロケ地となった場所
現在は東京未来大学。以前は金八記念館。
武田鉄矢の第一印象:超顔でっけぇなこのおっさん。
プロデューサーのトシちゃん像:ちょっとませた感じ。ぎらぎらしてるけどまだ半分子供。
トシちゃんと武田鉄矢の距離感
他の生徒とエロ本を読んで楽しんでいたが、トシちゃんのことは拒絶していた。僕がむやみにかわいがるのは芝居のできない下手くそな子ばかり。ど素人の集団だから ノって夢中になると名演技を見せるけど。トシちゃんはショービジネスの世界で生きていく決意をした顔。上りり調子の子はわざと突き放すスタンスを取っていた。自分の世界で生きていける子は触れない方がいいと思った。あの子には余計な助言はいらないと突き放した。
卒業10日間の初恋。
トシちゃんの感想:(武田鉄矢とのシーンは)すごくやりやすかった。セリフ回しも芝居も完ぺき。これが芝居の「し」ぐらいかと。
当時のファンレター、月18万通。
ロケ地には毎回電線にハトが並ぶみたいにファンがいた。300~400人
初心わするるべからず、って、俺すぐ忘れちゃうからね。そしてアノBIG発言。
ビッグ発言をするようなやわな陽性の男じゃない。彼がビッグだから乗り越えていくと確信していた。だから同じ町でトシちゃんがライブやってても楽屋には寄らなかった。
トシちゃんのほうも、落ちぶれた姿は見せたくないってプライドが。
だから金八先生は生みの親と言いながら、30年間顔を合わせていない。
つちやかおりはトシちゃんに手紙を書いて振られた。当時三原じゅん子(センセイ)と付き合っていたなんてぇ噂、つちやサンによって暴露され。
巡査役の鈴木正幸サンは俳優の傍ら農業。