もう 灰皿も投げない 優しい舞台演出家。ご本人はそう思ってるだけで周りは思っていない。
(娘・実花さんのことを)意外と頭いい。いいタマですなあいつは。
4つか5つの頃、新宿の公園で遊ばして
「いいか、みんなが左行くって言っても
自分は右に行くっていえる女になれよ」って言ったら「わかんない」w
10か条(抜粋)
・いつでもどこでも男を捨てられる女になれ
・経済的にも自立せよ
・出来るだけたくさんの男と付き合え
・過激に生きろ
・ねたむよりねたまれろ
・自分が正しいと思ったら何が何でも突き進め
セットのいすに対して文句があれば
いやいやないですw
歳を取るとアタマと体が一致する時期って、時々奇跡的にやってくるんです。発想がいいって自分で言っちゃう。
村上春樹さんの「海辺のカフカ」を舞台化したんですが世界中ないよな!!って。自分で見てて嬉しくてうれしくて。
外国へ持って行きたいけど、お金がないから。
記憶の中で今もきらめく曲は
森進一「それは恋」(「近松心中物語」テーマ
それまで年間1~2本だったのが4本になった。森進一さんを呼んで、芝居の終わりに生で歌ってもらった。すごくよかった。「森進一におまえら負けてるぞ!!バカヤロウ!!」
藤原竜也「火に囲まれた苦しみを表現できない僕に本物の火を近づけました」
渡辺謙の時は、冬の稽古場で「やかんに水もってこい!!」と言って、かけながらやった。実感させながら、よくなれば嬉しい。
Sですか?
ボクだって人に好かれたいですよ。
小栗旬「蜷川さんの、流行のものをチェックする嗅覚はすごい」ひねくれた俳優がすきなんですよ。テレビを見て生意気そうな俳優をキャスティング。
蒼井優ちゃんはいい。心がバイブレーションしてるんのがちゃんと出る。普通の人とは違う波長なんですね。ひねった角度で使うのが面白い。
テレビ見ながら「なんだこの演出はぁ!!」って怒ったり。
74年、商業演劇への転向に批判も。
一緒に仕事していた人に断られたり。スキルを磨くために転向したが「アングラもやってる人とやりたくない」と言われたこともあった。批判される原因を作りたくないと思った。
「ルネッサンスにサングラスつけるやつがあるか!」
「(声が)つぶれてもいいんだぁぁぁ!!」と怒鳴ったり。物も投げないと進まない。
プラモデルで違う世界を作ってるような感じ。聖地を作るのが舞台。
自分もその中に入る。
お客さんと舞台の反応を見ながらやるのが楽しい。コドモのときから臨海学校とか自然が苦手。ガラス張りのこっちから見てるのがいい。旅の写真集は好きだけど実際に旅する気はない。
さいたまゴールドシアターの平均年齢は74歳。
年取ってんのに酔って溝にハマって骨折しちゃった人がいた。本番中せりふが止まってプロンプ。
今心に響く曲は戸川純!!蛹化の女~パンク蛹化の女。