どうしたってミッツのほうが年上に見える(←実際は5歳下)
○工藤静香の選んだ曲
・「なみだの操」殿様キングス。←個人的にはぴんから兄弟と混同してしまう
初めて覚えた歌は、父親の店で流れていた。
「母が銀座の日本料理店を手伝うときに、ワタシを電車の網棚に乗せた。
そのときにみんなの前で「なみだの操」を歌っていた。」
網棚の上にコドモ乗るのぉ?
乗るんですよ。たぶん3歳ぐらい。
普通に歌えないんですよ「あにゃたにょためにぃ~まもり~とおちた♪」
静香さんの歌い方ってこういうところから来てんのかなぁ
・シンディ・ローパー「TIME AFTER TIME」
友達のお兄さんが聴いていた。
それまで店で流れる演歌ばかりだったが、シンディローパーは
きらびやかな感じがして。じゃらじゃらじゃら~って。
音ってこんなに広がるのかって。
友達とシブがき隊の相手役のオーディション受けて、最後まで残った。
「セーラー服と機関銃」歌ったんだそのとき。
デビューはセブンティーンクラブ。
清原の奥さんがいたのは知っていたが、森丘祥子もいたのね。
(当時は柴田くに子)
このCMが好きだった↓
14歳から手探りの旅行が始まって
さまようの好きですね。
好きじゃないけど、遠回りして、何するにも時間かかって。
・REBECCA「フレンズ」
レコード会社の寮にいた頃、レコードがあった。
不安なアイドル時代によく聴いていた。
・抱いてくれたらいいのに
おニャン子で出ても、自分がうまいのか下手なのかわからなかった。
その頃手渡された曲。17か8だったか。歌えるなら歌ってみよう。
ワタシは歌手で生きていこうと思った曲。
☆ローリン・ヒル「君の瞳に恋してる」
忙しくて寝るためだけに帰っていく部屋がいやで、絵を描き始めた。
やがてサーフィンも始める。
ラーメンすすっただけで倒れる人がサーフィンなんて。
この曲を聴くとハワイのにおいがする。
海のうえだとお仕事のこと考えなくていいし
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○ミッツ・マングローブの選んだ曲
☆中森明菜「ミ・アモーレ」
ミッツは5歳からピアノを習い、クラシック一色の少年時代だったが
日曜日「レッツゴーヤング」から流れてきた。
同じ音楽なのにこの差は何だろう
ばちこーんとされたような、記憶として残っている
衝撃的ですよね、そういう出会いは。
うぇ、唐突にたけのこ族の映像が流れると恥ずかしくなる。
80年代を語るなら避けては通れない。E気持だ。
☆工藤静香「FU-JI-TSU」
中学1年のときに、工藤静香にドハマりしたんですよ。
ミニアルバム「静香」持参。
男の子にしか興味なかったのに、このジャケットにチューしたw
かわいくて。
(ロンドンにいたので)日本の歌番組を録画して送ってもらってた。
静香さんが「なーんかね、お餅を揚げてみたいなぁと思って。
揚げたら、油がポーンとはねて、やけどしたんですよ」とか。
☆プリンセスプリンセス「Diamonds」
自分は男友達とは違う。違和感を代わりに歌ってくれた曲。
好きな服を着てるだけ 悪いことしてないよって
すごい思ってることだなぁと。
音楽をやっていきたいと思ったのはこの曲だったかも。
☆ABBA「ダンシング・クイーン」
どうやって姿をさらしていけばいいかな。
時間稼ぎで勉強させてもらおうとロンドンへ。
ゲイの集まるディスコのお立ち台。1番下が30人、1番上はひとり・・・
一段上に上がるのがすごい戦いで。
ダンシングクイーンが1時間に1回時報のように流れるの。
頂点に立ったあたしがクイーンです!と。
ここから人生の遠回りルートに入っていくんですよ、あたしは。
夜のショーではじめて自分を表現できた歌。
後半の追記はGW明けに。
追記:5月4日放送分
ミッツの選曲
丸の内のバーで最もよく歌った。モノクロの紅白の映像が流れた。
新宿から丸の内へ。ビジネスマンの街へ挑戦。アウエーだ。
慣れない街で受け入れてもらうために選んだ歌。
モーツァルト「ピアノ協奏曲 第22番~第3楽章」
映画「アマデウス」で出会う。
ブラインドや窓をがーっと開けて空気を入れ替えて掃除機に負けない音量で
この曲をかけ、自分を解放させる。
何時も母親の顔色を伺っていた。好き嫌いの尺度でみたことはないが。
母親の価値観や美意識でおびえたりあこがれたりした時期があり。
今でも「この仕事やったら母親が嫌がるかな」と思ったり。
母は正しい悪いで物事を教えなかった。好きか嫌いか。
(←あ、自分がうちの坊主に対峙する時と一緒だ)
化粧して着飾ると母親に似ている。原風景、原点は母親。
何にも着飾っていない、親も他人も介在しない家の中。
縛りから解き放たれる。
「若いってすばらしい」槙みちる 参照
テレビに出るようになってからは「すごくきれいにうそつこう」と思った。
芸能はすべてが現実では成立しない。
青春賛歌なんだけど、自分を眞逆のシチュエイションに置いてみよう。
仮面をかぶることで、後ろにある真実が見える。
着飾ったほうが体のラインがはっきり見える。
演じたい世界の根底にある。哲学まではいかないけど。
「プラスティック・ラブ」 竹内まりや
まりやサンの歌って、イラッとするぐらい図星で、えぐられてる。
強がりでも嘘でもいいけど、この歌詞みたいに「Don't Worry」って。
アタシ今すごい恥ずかしいこと言ってる。
「卒業写真」荒井由実
もうすぐ死ぬときに聴きたい曲。
無責任にだらだら生きて変化を遂げて変わっていくんだけど
「人ごみに流されてかわっていくわたしを あなたはときどき とおくでしかって」
って、かまってちゃんだよね。結局。そういうことよ。あーあ。
自分の優先順位が一番じゃなくなると思って結婚した
「アンダー・ザ・ブリッジ」 レッドホットチリペッパーズ
幼稚園の送り迎えが体になじんでいかなくて
自分をアップさせるのに車の中でレッチリ聴いていた。
「激しい、ファンキーなお母さんなんですかね?」
「すっごく神経質なママだと思う。」
「フルート・バイオリン・チェンバロのための協奏曲~第1楽章」
子供生んでから、寝返りの音で起きるのが続いてて。
すぐ起きれて嬉しかったのに。5歳、6歳、8歳となると
「そろそろ寝てもいいんじゃない?」と思うようになり。
この曲は「音がココまで広がるんだ」
「三日月」絢香
子供と一緒に歌える幸せ。
自分の車の中に乗ってるCD、日本人アーティストは
「TRUE COLORS」シンディ・ローバー
ずーっと好き。4年前、上の娘に聴かせてたら、泣いてたのね。
「あなたのことはわかってるからいいんだよね」って言われてるような。
背中トントンされてるような感じ。
「サティスファクション」ザ・ローリングストーンズ
死ぬときに、ま、老衰と設定しましょ
ベッドの中で死ぬのがわかっているならば、これを聴きたい。
メロウに逝きたくない。
「ガツンとした女だよね工藤静香って。あー好き、やっぱり。」
追記(2012.11.7)
おそらく週刊現代を読まれた方からのアクセスが増えています。
ワタシも買いました。新宿2丁目のオカマに愛される「BLONDE」ですね。
この記事だと「あのこと」についても触れており。
マツコの音楽会 じゃ言えませんもの。テレビ的に。
ミッツと来生えつこが「スローモーション」を選んでいたっけ。