阿川:ワタシ巳年なんですけど
郷:ボク未年です。僕ら若くない時代をずっと生きてきたじゃないですか。
阿川:ずっとあたしのここ(目じりのしわ辺り)見てる
郷 いや、僕、目を見て話すんですよ。
記憶の中できらめく曲:ジャクソン・ファイブ「I WANT YOU BACK」
有楽町マリオンがあったところは、昔日劇だったんですよね。
日劇ウエスタン・カーニバルで、フォーリーブスのバックで歌ってた。
マイケルは知らないと思うんですけど僕のふたつ下、戌年なんですよね。
僕ははっきり覚えてないんですけど、オーディションの時は怖気づいたと思うんですよ。
品川区大井町から銀座に行くってもうペコちゃんだ、不二家だどころじゃなくなって
「やっぱり行かない」と言ったら、ついてきた母親に蚯蚓腫れになるぐらいぶたれた。
「あんたは九州の男なのに」って。
「男の子女の子」~「林檎殺人事件」~「セクシーユー」「お嫁サンバ」
ちょっとおいて「GOLDFINGER’99」VTR
郷:いちども(お嫁に)いかれてないんですね
阿川:たいへんお喜びでいらっしゃいますよね
郷:阿川さんみたいな才色兼備な方が、どうしていかなかったのかなぁって。
○お嫁サンバ
阿川:これは郷くんしか歌えない
間違いなく結婚式で歌い継がれていく歌になります、とプロデューサーに言われ。
○降ろされるんじゃなくて、自分の意思で降りたい。
ひとつクリアしたら、次のステージに上がって行きたい。
アメリカに行かなかったら今の僕はなかった
阿川:帰ってきて郷ひろみを求められなかったらどうするつもりだったんですか?
もちろん究極の選択でした。僕は歌謡曲のど真ん中を行くんだ。
「お嫁サンバ」「ジャパーン」でいいんだって、吹っ切れた。
もっといい唄あったでしょ、あの踊りよかったでしょ、と思ってるけど
お客さんは「お嫁サンバ」がよかったよって。
○結婚について
気持ちの切り替えは早いですよ。恋愛は別だけど。
ホントに自分がいいなと思ったら、向こうに気がなかったとしても
1年でも2年でも待ちます。
僕の母親はうるさい人間なので、青信号でポケットに手を突っ込んで歩いていたら
「アンタみたいに小さい子が横断歩道をそうやっていたら、
ドライバーはイライラするから早く歩きなさい」とか。
その辺の理解がある女性がいい。
○今、心に響く曲
フランクシナトラ「MY WAY」
一生かかっても歌えない歌。人生をしょってきた人が歌うからいい。
引退は、自分で自分の肩をたたいて「よくがんばった」と決めたい
ひとに言われるんじゃなくて。