.net.amigoココログ跡地2007~

まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

ココロ見 堂本剛×慈眼寺住職 塩沼亮潤

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空はおもしろいですね

京都と奈良の違いとか

奈良に行くと 龍みたいな形の雲がよく出てくるんですよ

芸能の神 弁財天を祀る天河神社へ

求めてないから来るんでしょうね 偽物を偽物だという勇気がどこかない 言えるような時代になればいいと思うけど

吉野山 仙台 慈眼寺住職 塩沼亮潤さんは、自分と同い年。1300年で挑戦者2人という難行「大峯千日回峰行」(→大峯山の山道を毎日48キロ往復する修行を千日、足掛け9年)行った。塩沼さんは聞こえるはずのない場所で母の「砂をかむような思いをしろ」という声が聞こえたので苦行を続けられたとも。

剛 すごく不思議な空気ですね 

塩沼 なんか、森の中に珠持って。私も初めてで、今日はほんとに楽しみにしておりました

剛 どんな話ができるのかなぁっていろいろ想像してたんですけど 最終的には想像するのをやめまして この場で生まれる話が一番いいかなぁと 思っております。

剛:奈良から東京に出てったのは、14歳のときで、心の底からひとさまの前に立って表現する仕事に就きたいと思ってなかったんですよ。みなさんに求めていただく自分を全うするということが自分の務めだと思って生きて行くんですが、そうするとやはり、「みなさんが理想とする自分」なんで、本来の自分ではないし。

1年間でオフが3日だったこともあるのかKinki。「硝子の少年」胎教に随分聴いた。曲が流れるとおなかを蹴って喜び、以後4歳ぐらいまではKinki Kidsの好きな子供だった。

剛:イメージで塗り替えられた自分と言いますかね、適当なことを面白おかしく言っている自分がついてしまって、本当の自分ではないのになんて苦しみが随分ありまして。お客様からは求めていただいているエネルギーを感じる。喜んでもらっている。でも自分の「魂」は全く喜んでなくて、光をあきらめている状態というか、なんかそういうのを感じてしまってから、自分の本音を言ってはいけないのかなと思ってたんですが。

ライブ会場に来てくださるお客様が、海のような宇宙のような愛を持ってくださっていて、「剛君のやりたいことやってくれた方がいいです」と。

ファン心理って、戸惑いながらもその活動を認める、母性持ってっからなぁ。

塩沼 私も、生まれ故郷である仙台を離れて、奈良の吉野に修行に来たのが19歳の時。修業したいという気持ちが胸の中にずっとあって。祖母と母がずっと頑張って、周りの人に助けられて生活してきましたんで、心の中で世の中のためになるような、そんな生き方せないかんなぁというのがあったんでしょうね。

でね、一人の若者じゃないですか。「あれが食べたいなぁ」とか「こうしたいなぁ」とか「あれがほしいなぁ」とか。欲が芽生えてきますよね。こころの中に。100のうち99がこっちへ行きたいと思っても、たった1個でも「あれが欲しいなぁ」とか。そういうのに引っかかったら純粋にこっちへ行けないから、葛藤とか迷いが生まれてきちゃって。

恋について、どのように思っておられます?

みなさんが思っておられるような青春、これはすべて修行の期間に充ててしまったので、気がついたら厄年を過ぎていました。

剛:僕の性格が、0か100なんですよ。なので「そこそこにしときなさい」と親に言われると、絶対やらなくなってしまうんですよ。「ちょっとやっときなさい」と言われると、めっちゃやってしまうんですよ。

塩沼:わたしもそうなんですよ

剛:一緒ですか。それがね、時にやっぱり 人を傷つけてしまったり、自分に優しくなかったり、0、100てのはちょっと極端かなと思うんですけど性格が許さなくて。じゃ俺は一切やらない、みたいな。より自分のありのままを追求して生きて行きたいなぁ、てふと思ったんですよね。

音楽、多種多様、いろいろ聴くんですけど、聴かれることってあるんですか?

塩沼:今ね、堂本さんがすごくいいお話してたんで、我慢してたんですけど、頭を蜘蛛が縦横無尽に歩いてるんですけど、どうしたらいいんですか。(→注:蟻です。なんか放送事故かと、見てる方は思ったんですが)さっきから難儀でしゃーないんですけど、堂本さんがすごくいい話してはるなぁと思って。

アリでかすぎんねん!!それ耐えるの修行とか言わんねん。剛君、蟻が視界に入ってなかったらしいけど、ほんま入っとったんちゃうの。

あの、朝の4時とか5時にうっかり目が覚めたら、いきなり坊さんズがお経読んだリ説法してはる番組があるやん。それのわかりやすいやつと思たらええねん。

今回の剛君は穏やかな、いい表情してた。なんていうか、誰かに励ましてもらうとか叱ってもらうとかより、自分の思いのたけを誰かにしゃべって癒されることは、この人にとって必要だなと思う。

剛:仏教でも、お経唱えられるじゃないですか。音楽でも、自分が思ってた以上に、神仏って言うんですか、自分が生きている、死んでいくってこととものすごくリンクしてる。歌も一緒で、目の前にいるお客様、でもそのさきにあるもの、自分自身の奥深くにあるものをふるわせるために捧げることは一緒なんで。

歌の方が本当のことが言える 体調が悪い時は(そのままの)音が出るし。編集されることが少ないから。

あんたと、この桜何回見られるかなぁ 、と母さんに言われた。

塩沼:神様とか仏様って親なのかな、と思いませんか?価値観を共感しあう。また、音楽って言うのは、音霊として発したものが宇宙に響き渡るというイメージで。

3年間は 試行錯誤でしたよ

二人とも人見知り。人、大っきらい。

剛:死にたいと思ってた時期もあったんですけど、怖くて苦しくて死ねなくて。毎日空を見て涙を流して。本当の自分で生きたいのに、生きることが許されない。あのときの死にたいという気持ちが、なんであの時思ったのかなというぐらい。

塩沼:それは、いつぐらい前の話なのかな。人生は、思い通りにならないように設定してあるんだなということに気がつくわけですよ。辛いこと苦しいことは勉強だと思うんですよね。今を大切に生きたいなぁ。

剛:求めてしまうと苦しくなるから、求めない精神で、奈良の大地のように受け入れるのが、自分も奈良人だし、自分にいちばんいいんかなぁ。