2011.3.1改訂版
中3女子「NARUTO」のイタチが亡くなったことにショックを受け、立ち直れずに人生案内に悩みをつづったところ、野村総一郎先生からの回答を得られた。
野村先生はお忙しいさなか「NARUTO」を全巻読まれた。そして同作品にかなりハマったと書いておられた。原作読まずして悩みに答えられないと思ったのか、それにしても全巻読破とはすごい。また「生きて行くのがつらい」という中学生のフレーズが琴線に触れたのか「やはりアドバイスが必要かも」とも書かれておられる。
イタチは自分の使命を果たし、弟への愛を貫いた。美しい自己犠牲の生き方である。現実に自己を犠牲にする必要はなく、若い時には「美しい生き方とは何か」をイメージするだけで、素晴らしい体験だと思うのです。イタチの想いをあなたの心にとどめておけたら、イタチも、漫画の作者も本望であろう、ストーリー上で死んでいても、ページをめくればいつでも会える。(抜粋)
親や教師や友人なら「なんて非現実な」などと言って片づけてしまうところだが、野村先生は違っていた。
投書してから実際紙面に載るまで、どのぐらいのインターバルがあるのだろう。長いのか短いのか。すぐ載るのか忘れたころなのか。ネットの普及した今、紙面に載るころには悩みが解決したなんてことも珍しくないのかもしれない。また、書き連ねているうちに心が落ち着き解決したこともあるかもしれない。
すべての人に勧めるわけじゃないが、ブログもしくは日記に記す行為は、自分の場合有効な方法だった。自分の立ち位置がわかることだってある。ブログは生きた証、なんてたいそうなもんじゃない。でもストレスが軽減されるのは確かだ。
「指揮マネ病」「ゴキブリ嫌い 自殺考える」悩んでいる方には深刻だけど読んでいる分にはほほえましい悩みもありました。でもうちに60匹もゴキがいたら、笑いごっちゃないでしょ。ホラーより怖い。
世の中には無数の悩みがあるんだと再認識した次第。18万人いたら、18万とおりの悩みがあるし、ある人にとっては死を考えるほどつらいのに、同じ悩みが別の人には笑い飛ばせるものに変わってしまうこともある。
ひとつひとつに、限られた字数で真摯に答える姿勢には、読んでいて感心しきり
2021年追記:人生案内、はてなブログでどうぞ