■堀越学園87回卒業生。
武田:あたしが子供産むなんて思ってなかったでしょ
荻野目:あたしが3人生むなんて
森口:あたしが独身なんて(笑)
武田:そのキャラは私が持ってると思ってた。再び会うことがあったら「あたしは結婚なんて」って。ま、別れたんだけれど。
森口:職員室行くときに久美ちゃんが、シャネルの香水シュシュッとやって「やめなよ」って言ったら「所詮先生も男」(笑)久美子にありがとうっていいたいのは「上手なお姫様抱っこのされ方」のレクチャーを。「どういう風にされる?」まだ18歳でされたことなかったんで 「まだない」「こんな感じ?」「それじゃ男の人が持ちづらい」ポイントは男の人の肩にぐわっと
武田:しがみつく
森口:しがみついて密着させれば男の人の腰に来ないからって。人生最初のお姫様抱っこの時に「これかぁ~」スムーズに(笑)
荻野目:正直忙しすぎて学校は眠くて眠くて。博子ちゃんとか井森ちゃんとかは、こっちが話しかけなくても話しかけてくれて
森口:偽の皆勤賞。体育の授業の時思ったのは、福岡だと土を踏みしめて授業するのに、東京は屋上のコンクリート。目の前に新宿の副都心が見えて「ひとりなんだ」とすっごい悲しくなって。学生だから学校来るの当たり前だけど、仕事なくて何やってんだろうって。でも「東京って夢を叶えるためにみんな来てるんだ」って思ったらちょっと強くなれた。新宿副都心が語りかけたの。
荻野目:詩人だね。賞レースの時は事務所同士がバチバチしてて「もっと危機感を持たないとダメだ」って言ってた。
武田:ダンシングヒーローの時は
荻野目:高校2年
武田:あたし高2で落ちこぼれてたから。新曲出すなんて予定はないし。
森口:女性からカミソリが送られてきた
武田:ハイティーン・ブギでマッチの相手役でデビューしたけど、それもちょっとほとぼりが冷めた時じゃなかったかな。仕事はあったけど、ほんとに自分がしたい仕事じゃなかったと思う。「貝殻買いました」だもん(笑)舞台だってやってるのに評価ゼロ。
荻野目:この世界ってサイクル早いから、若いのにいろんな事を悟るのはあると思う。
森口:いつまでもアイドルじゃダメなんだって。
荻野目:結婚して4年ぐらい離れていたので、その間にフラットになれたのはよかった。「CD出しませんか?」って言われた時に「こんな曲が歌いたい」と言えた。
彼と価値観が合うのは人をどうやってみるか、肩書じゃないよねってとこ。
武田:荻野目ちゃんがうまくいってるのは、同じ方向を向いてるからだと思う。私たちは同じ方向じゃなかった。夫婦って一つずつのかけらでひとつのリンゴになるけど、あたしたちはならなかったね1回も。努力はしたよ。でも国の違いとか育った環境の違いが大きい。 たぶん、うちの母親なんかはうちの父親しか付き合ったことない。彼のところはが離婚されてて、きょうだいもお母さんやお父さんが違うからあまり構われてない。
森口:彼は寂しがり屋さん?
武田:構って欲しかったんだと思う。
森口:久美ちゃんはきっと自立心が強いから 子供に向かう時間とか、自分の時間とかうまく作れると思う。
荻野目:仕事はずっと続けろと言ってくれた
武田:「家の頭金を入れろ」とは言わないでしょ
森口:ずいぶん具体的だね
武田:「働け働け、家計を助けろ」と言われた。