徹子:本人もびっくりするようなことがいろいろ起こったんですけど。
最初は18年前なんです。
舞台を見に来ていただいたり、FAX友になり
そのあとメル友になり、しばらくご無沙汰でした。
お元気そうでよかった
辻:元気になるのか、何かわかりませんけど
波乱万丈過ぎて。
徹子:いちばん波乱万丈なの、去年ですから。
何事が起こったのかと思いました。
辻:全然わかんないまま別れて。シングルファーザーになって。
飛んで火にいる夏の虫になってしまうので、今日は(一緒にいない)
もうあの事件から1年半が経ったので
子供と、ついおとついぐらいに過去の話になって。
小学校卒業したんです。1週間前。
フランスでは9月から中学生。最後の登校の日は涙が出ました。
もう、インターネットも全部見てるので、全部知ってる。
11歳なんですけどね。それぞれ人生にはいろんなことがあるので
君にも知ってて欲しい、と。
フランスでは、小学校卒業まで親が送り迎えするのが義務なので。
本人に「太ったね」と言うと
「パパが美味しいもの作るから、こんなになった」って。
※エッグベネディクト(中森さんのジャケットに使われてるような料理ね)
うまそうだった。
辻:フランスで生まれてますから言い訳はすごいです。
徹子:気質。
辻:僕はフランスじゃなく、日本で生まれたかったし育ちたかったと
こないだ言われました。
学校は全部外人社会だし、言葉も喋れなかった。
絶対振り返らない。
あるとき彼は、決意を持って学校に通ってることがわかった。
最後の日だけ振り返ったんです
門のところで振り返って「パパありがとう」
興奮したんでしょうね。鼻血出して
ティッシュずっと詰めてて、後ろ姿ばっか撮ってた。
子供のソックスが片っぽなくなることが多く
ある時リュックからドーンと出てきた。
ツイッターで前の奥さんに「助けてくれ」と呼びかけたことも。
シングルパパツイ友も増えた。
パパ、「正しい戦争」は存在しない
後ろから刺されるように言われた。
彼が恐れているのは、「いつ第三次世界大戦があるの?」
憎しみあったりいがみ合ったりはいいけど
殺し合うのはよくない。
まさか11歳の子に言われるとは思わなかった。
子供は父親の背中を見て育つと言うけど
僕は息子の背中を見て育った。
離婚については、誰が悪いとかは一切言わなかった。
事実を隠すことも良くないなと。
「ちゃんと全部わかってるよ。誰が悪いというわけじゃない」
彼が一緒にいることを選んでくれたんですけど。
「ひとつだけお願いがあるんだよ、パパ恋人を作らないでくれ。
一応大学に入るまでは、頑張ってくれないか。」
自分が結婚するまでは一緒に暮らしてくれって。