元気そうなお姿で。
入院中には、黒柳さんにも声をかけていただいて、力になりました。
小さい頃、「やん坊にん坊とん坊」「一丁目一番地」が好きだった。
私がなったのは非常に珍しい白血病でして
ATL（成人T細胞白血病）。
白血病自体は縄文時代からあるんですけど、ATLが発見されたのは３５年前。
珍しいというのはウイルスが介在していて、
母乳から感染するんです。
それを知ったのは母親が別の血液の病気で入院した２００５年。
授乳から遷るからってんで、姉二人も検査したら良性じゃなく陰性。
史郎どうなんだって検査したら、潜伏期間が６０年で
僕の場合６１歳でなったので。平均５５年なんですよ。
昔は治療法がなかったんで、すぐ死んじゃうから知られなかったんですね。
発症は５％。急性化は１％。
１０００人に一人だから自分はならないと思ってたら
ある時発症を示す数値が上がったんですよ。
２００９年５月２９日に宣告を受けました。
病院から出て喫茶店で妻とお茶を飲んでいて
１時間後に「よしっ今日から病気と闘うぞ」と。
日進月歩で治療法がよくなってきてるから。
根拠なき自信というか。
ようやく戻りつつある。
しょうがないですよね。
毛はふさふさと元に戻り、おからだも元気になってらっしゃるのね。
慶應にも戻ってらっしゃると。
学生かわいいしね。
告知の時から「骨髄移植でないと治りません」と言われていた。
そう簡単ではないんですね。
白血球の型と合致する人。
兄弟が合う確率は４分の１だが、姉とは合わなかったので
骨髄バンクで。
承諾書にサインさせられるんですよ。免疫反応で４１％は命を落とすけど
それでもいいですか、と。
僕が受けたのはミニ骨髄移植。前哨値があまり厳しくなく、軽くするって
ことなんですね。だから骨髄を破壊しないし、抗がん剤も強くない。
放射線もそんなにかけない。軽い。僕の血液が残る。
ミニ移植はこの１０年ぐらいで普及した。
私の場合はタイミングが良かった。２０年前だったら助からない。
間に合ってよかった。
家族の支援がありがたかった。
退院なさる頃に免疫が下がって
膀胱炎ですよ。ATLの治療自体はそんなにつらくなかったけど
膀胱炎で初めて闘病してるんだって気になった。
痛くて痛くて。１５分持たない頻尿で夜眠れず泣いちゃうんですよ。
主治医に電話したら「いやこれなおんないんですよ」ってクールに。
「ウイルス性ですから薬ないんです。抗生剤がないから２年も３年も
治らない人がいる。これで死ぬことはないから」と。
初めて妻に泣き言言ったら励ましてくれて、
それで寝られた。魔法の言葉。治りました。
導尿はカテーテルだよね？経験あるよあれ痛いもん。
ドナーさんの血で病気が治っても、正常な血を攻撃する場合があって
私の場合は２０１０年に肺炎２回やりました。
風邪には気をつけないと。
なった方には「絶望しないで、大丈夫だから」と発信していこうかと思う。
還暦ATLの星と言われているので輝き続けなきゃいけない。
よくなったと思ったら奥さんとは喧嘩をしてしまう。
だめだめおばさんなんですよ。
昨日のカレー食べちゃだめとか無理しちゃだめだっていうから
いいあいになるけど、必ず僕が負ける。
男の人は言うこと聞かないからねぇ
話変わるんですけど、プレスリーのファンなんですって？
ひとりDJとか、史郎と夢トークはエルビスプレスリーの曲しかかけない。
奥さんとはお見合い。私は恋愛経験が乏しくて。
そうか。国本武春も大病から生還したし。
越智選手にも何とか頑張ってほしいなぁ。
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アクセス数が多く、今も読まれている「徹子の部屋」出演者記事。
安岡力也 ２０１０ 参照
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