19年前にも徹子の部屋に出ていた。
当時合計42個の賞を獲得。
17歳から民謡を歌い
離婚歴があるのは知らなかった。
徹子さんのリクエストで「秋田長持ち唄」のさわりを歌唱。
昔も今も着物の似合うチーママの様な方。
親が長生きをしてくれることはありがたいが
認知症の方も普通に増えてくるのではないか。
最初は料理をさぼるようになった。揚げ物をしなくなった。
好きだったものに興味を示さなくなった。
今思えばそういうことから始まっていたのではないか。
物を失くす。どこにしまったかわからなくなる通帳や印鑑。
下ろしてきたお金すら分からないということが増え。
しまいには何を探しているのか分からなくなる状態。
娘が歌っているカセットを聴かせているのに誰の声かと尋ねてくる。
父親はお元気らしい。
だから父が咎めたりすると不安になる。
父も心配が度を超すと声を荒げたり、言ってしまって落ち込んだり。
60歳を越えたあたりから認知症がじわじわ来ていたような。
原因不明の熱が続いていた。
みんなが気にしている時間は何とか普通に過ごしているが
そうでないとき、夜に徘徊も。
バッグに住所と名前と連絡先を書いたメモを忍ばせていた。
やがて介護施設のある今の病院へ入院。
元気な時はよくしゃべりよく笑い友人も多かった。
アナタは悲しい歌を歌うと眉毛がハの字になるから
最初から縦に描いてもらいなさいって言っていた。
家族単位のことを考えると少しは恩返ししとかないと後悔するので
父と同居している。
今いっぱいいっぱいになっている人も、誰かの手を借りれば。
ストレスがずいぶん減りました。
同世代の親が80歳前後で、葬儀に出たり看取ったなんて話を聞くと
介護について深く考える機会が増える。
ウチの親も決して丈夫ではない。
生活保護の見直しも急務だけど介護保険なんかも手厚くなってほしいよな。
みんな歳をとって逝くのだから。