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まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

ボクらの時代 木野花×小泉今日子×安藤玉恵 生い立ち、元美術教師、両親の離婚、根津甚八の魅力

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演劇界に入った理由

元美術教師と男尊女卑

木野:教師をやってましたよ。中学の美術教師。やってて務まらなくて、教師が。
小泉:向いてなくて
木野:つらかった。単純に朝起きて、授業に間に合うのが8時?7時かな。教師という職業は面白かったけど、務まるということが
安藤:無理だった?

木野:びっくりするぐらいつらかったの。教師って、私にとってはすごく無理があった。一番無理だと思ったのは職員室。青森の中学校。今から見たら封建的だったと思う。ほんと保守的で、男尊女卑とはっきり言えるぐらいの。女の先生はお茶くみをする、本当に今だったらみんなびっくりすると思う※各地の悪しき慣習が無くなったのは平成から

小泉:それで演劇の方に

木野:生理とか、病気がちになって。それで、美術手帖に「アングラ特集」(笑)唐十郎寺山修司とかだーんと出てて。今は演劇なんだろうと思って。怖いところに飛び込もうという感じだよね。飛び込む気分で東京に出てきた。

安藤:大学のサークルですよ。小さい時から外交官になりたかった。

木野:外交官になりたいって人初めて聞いた

安藤:なりたくて(上智大学の)外国語学部に行ったんですよ。でもすぐやめちゃって。合わなかった。ちょっと違ったな、と思っちゃったか。いざ始めてみたら

木野:大学の時点で外交官じゃないと思ってたんだ

安藤:大学(早稲田に)替えて、たまたま演劇サークルに誘ってもらった。新人稽古、楽しかったですね

木野:教育界の男尊女卑が苦手で演劇に来たのに、演劇も男尊女卑だった。いまだにその傾向あると思うけど。リーダー、演出家は男だし、自分の意見を言うと「女の考えだな」言われるし。で、自分でやろうと「青い鳥」で好きにやろうと思って。養成所で声掛けたら集まったのが女性だけだったのね。初めてだと思うよ。男性誌からは「いつ脱ぐの?」って言われて「脱がないぞ」って言ったら「じゃこれはお流れに」ああ、はっきりしてるなと思って。女だからそんな風に思われるんだな、あの頃は。

共通点

両親の離婚

3人の共通点、舞台「阿修羅のごとく」、あまちゃん打ち上げの4次会5次会。安藤玉恵は育児中。久しぶりの飲み会で帰りたくなかった。

木野:5歳の時に両親が離婚して
小泉:あたしも両親が離婚したんです
木野:一人っ子で、母親に引き取られて。父親浮気したから。
安藤:阿修羅のごとく
木野:母親も働きに出て。鍵っ子じゃないけど家で母親待ってて。皆泣くと思う。小学校の時、ご飯作ってたの。カレーライス作れる子だったの。母親にかわいがられて育ったのがないんだよね。でも私って結構愛情欲しがりや。もっと私をかわいがってよと思いながら母親恨んだね、愛情がなさ過ぎて。ひねくれて、小学中学はくら~い、引きこもりがちの子供だったよ

小泉:中学生の時に両親が離婚して、姉たちは母親のほうに行ったけど、私は父親好きだから父親のほうに行って。行き来はできたから両親に対して不満はなくて。自立心もあったから

安藤:下町のとんかつ屋ですから。どこへ行くにも自転車の後ろに乗っかって

根津甚八の魅力

キョンキョンは「冬の運動会」以来の根津甚八ファン。
木野:(根津甚八は)恋愛ものをやらせたら天下一品ですよ。大人の色気とも違う、わけのわからないエロいオーラを。でもそれが、エロいって言葉だけでも片付けられない、青年の持つ純粋さもあり。たまんなかったよね

小泉:「冬の運動会」DVD買って観たときに、会えなかったのと、この相手役をあたしがやっていない悔しさで(太ももを)たたいてあざができましたもん。大人になって1回共演した。勝手に根津甚八さんをプリントした枕とか作って写真とか撮ってた。ご本人知ってたかもしれないけど