.net.amigoココログ跡地2007~

まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

サワコの朝 吉田鋼太郎 オフコース「雨の降る日に」、花子とアン・伝助

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

■#花子とアン 裏話
阿川:登場なさってから人気が出たというのは、お耳には届いてましたか?
吉田:ええ、届いておりました。人気が出るようなキャラクターではないと、僕は思いながら始めたので、蓮子さんの方にみなさん感情移入なさるはずだった。僕の方に、かわいそうとか同情するとか・・出番が増えたみたいですね
阿川:脚本が変わってきた?
吉田:ええ。中園さんが収録現場にいらっしゃって。少女のような方なんです。脚本の方がこうやって喜んでくださるのだから、俳優冥利に尽きるなと。
阿川:独自に、伝助について工夫なさったり
吉田:そうですね。割と一番最初に出てきてやったことが、その後の方向性を決めるので どういう風にしてやろうかなと考えるんですよね。最初白蓮さん、仲間由紀恵さんと出会うところだったんですけど、帝国ホテルのロビーでお見合いするところで初めて会う。どうすんだろと思って。いち炭鉱夫が綺麗な奥さんと会う時に結局思いつかなくて。ぶっつけでやろうと面と向かった時に、ちょっといい匂いがしたんですよ。だったらかごうと思って、ちょっとかいだんですよ。そしたらディレクターが「今のシーン考え直さしてくれ」しばらく考えて「じゃ、それでいきましょう」仲間由紀恵さんもその時の顔が「なんだこいつ」って嫌悪感持ったんじゃないですか(笑)

 

阿川:本心が演技につながったということで。大体アドリブは多い方なんですか?

 

吉田:多いですね。舞台でも。
阿川:テレビでも躊躇なくやってみようと
吉田:(キスするシーンで)仲間さんはあたかもそれが決まっていたかのように堂々とした・・やっぱりあの方はすごいです。腹が据わってらっしゃる。
阿川:私だったら「来るぞ来るぞ!どこだ?口か?」と思うのに。どうして口になさらなかったのんですか?
吉田:いや、口はまずいと考えましたから。そこまではやりすぎかと。白蓮さんから西洋を仕込まれるんですよ。でもやりたくなくて。でも白蓮さんのことが好きだから、最後自分から返してあげるという流れがありかなと(笑)
阿川:ディレクターさんは・・
吉田:「ちょっと待ってください」(笑)

 

■記憶の中で今もきらめく曲
オフコース「雨の降る日に」
友達の部屋に集まって、部屋真っ暗にして。
真っ暗にしないと盛り上がんないんですよ。そこで皆下向いて。
レコードに針落として。シャシャシャシャって、その歌は雨の音、SEが入ってる。
ピアノが入って。同時に好きだった女の子のことを思い浮かべながら聞くわけですね。
皆それぞれ好きな人が一緒だったんです。3人にマドンナ一人。
その子のことを思ってる暗い部屋。泣きながら。
曲聴くとすぐ泣けましたね。男3人で。酒も飲んでないのに。
今は泣けないです。泣けない自分がくやしい。
高校になって1ヶ月ぐらい付き合ったのが、僕じゃないんです。
そんときの悔しさったらなかったですね。彼は一途で。
僕は何人か好きな人ができたんですけど、彼はずっとその子が好きで
付き合ってましたね。(終わったと聞いたときは)ザマミロと思いましたね(笑)

※アルバム「ワインの匂い」収録。


■関連記事


Eテレ SWITCH インタビュー 達人達 吉田鋼太郎×宮川彬良



小栗旬
吉田:彼が監督の映画に出さして頂いて
阿川:初監督ですってね
吉田:それがまあ、結局映像を始めたきっかけみたいになってるんですけど「始める前に気をつけることがあるか?」と聞いたら「いい声で大きな声でしゃべらなくていいから 」と言われて(笑)
普段そうやってしゃべってますからついやっちゃうんですね。テレビでやったらとんでもないことになりますよね。蜷川さんのお芝居で共演したのが初めてで。小栗くんの教育係みたいのに任命されて。全然あいつセリフが言えなかったので「綱太郎教えてやれ」教育係を仰せつかったので、教えてやってるうちに仲良くなった。稽古終わって「うちに行ってもいいですか」うちでも練習して、終わったら帰って欲しいんですけど飯食って。貧乏だったはずはないんですけどね。

 

小栗と横田栄司と飲んでたんですよ。で小栗は夜中2時頃帰った。次の日昼公演だったんだけど調子でて分かんなくなっちゃって俺。歯止めがきかなくなって5時まで飲んじゃったんですよ。そしたら案の定 次の日声が出なくなって。それを小栗が見に来たんですよ。休憩の間に楽屋に来て、足で扉をバーンとける勢いで
「声出てねえじゃねえかよ」飲んだから?関係ねえよ「飲まなきゃいいじゃないか」「俺こんな綱太郎初めてだよ」「ちゃんとやれよ2幕」 それで客席戻ってったんですよ。俺あったま来て「俺を飲ませたのお前だろ」それでがんばれたんです。後半声が出て。「ちゃんと声出てたじゃん」って(笑)

■母の話

 

・・もう1回ぐらい結婚したい。
自分のどっかに欠陥があるとしか思えない。
母が厳しい人だったんでなついてなかった。女性になつけない。
甘えられない。相当厳しかったですね。頭に血が上るというか、
肘ついて食べてたらバーンと叩かれたり。「今日はママが怒ってませんように」
カソリックの幼稚園、小学校だったから。高校は全寮制だったので。
45のおっさんに「早くパンツ履きなさい!」ですよ。
一昨年亡くなったんですけど、母の立場になりつつある。
僕が好きになる人は母に似ている。

■今心に響く曲

 

小田和正「そんなことより幸せになろう」
小田さん一色ですね。
阿川:今まで話してきたことの・・オチ?
吉田:幸せになりたいですね。今聴いてると逆に悲しくなって。(お子さんは)今年成人式です。今は仲良し。ご飯食べに行きます。ちゃんと一緒にいられる子供が欲しい