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まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

ボクらの時代 宮迫博之×谷中敦×綾小路翔

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宮迫:先輩からの誘いを、一生断らないっていう・・当時決めてて 今は仕事で仕方なくってのもあるけど。基本は人の誘いを断りたくないんですよ。ガラスのハートなんで 誘うじゃないですか。例えば団長と飲もうと電話をして、仕事であろうとなんであろうと断られた時、もう、パリーン・・二度と誘えなくなってしまうから
綾小路:同じです。
宮迫:もう誘えなくなってしまう。でも誘われるってことは100自分を必要としてるでしょ。絶対行こうと。
綾小路:全く同じ。僕地方にいても何とか東京に帰ろうと思う(笑)
谷中:そこまで
宮迫:ホント。嬉しくて仕方ないですよ。基本寂しがり屋やから
綾小路:自分のバンドのメンバーも誘えないまま「誘われないかな、今日もしかしたら誘われないかな」と ちょっと準備していくんですけど、みんな結構忙しそうにしてて
宮迫:みんな年重ねるごとに所帯持ちになってって。子供ができて。なんか誘いづらなっていくんですね。この番組終わりとかでもね「あれな、このあと、仕事あんの?」もんすご遠まわしに。「いや、ないで。ないですよ」「あ、そうなん?」こっちの飲みの誘いをするって顔をしてしまう瞬間に 「今日はちょっと嫁と外食や」「ほ、そうなん」もうそんときはパリーン(笑)「たまにはな、家族サービスもな」もうパリーンいってますから「ほんま?なら、また誘うわ」もう2度と誘えない。 結局売れてない、いつでも暇な若手芸人になっていくわけですよ。
売れてないだけあって話おもんないですよね。(爆笑) 「さすが売れてないだけあるな」 一緒に飲んでても「お前全然おもんないな」超悪循環。

谷中:もう4年ぐらいやめて。みんなにびっくりされるね。あんなにずっと飲んでた人がって。
綾小路:人生で4年だけですからね。まともな人間らしい生活してるの(笑)そうですよだってほんとに理不尽でしたもん。 俺よく巻き込み事故でしたもん。 谷中さんが誰かに怒り出して、僕がこの空気どうにかしなきゃって 入っていったら「翔お前なんだ。」一緒に正座させる。みんなソロ~っと帰っていって。全然話関係なかったのになぜか一緒に怒られて。
谷中:その時は俺も正座してる。
綾小路:ひとしきり話し終わって、怒った後輩と抱き合って。「翔お前まだいたのか」そこが谷中さんの魅力で 無茶苦茶なことをしておきながらなぜか誰も谷中敦が嫌いになれない。愛される天才。
谷中:結構おせっかい。
宮迫:酔うて記憶なくす方じゃないですか。今まさに僕なくしてますね。こないだびっくりしたのが今田さんと一緒に飲んでて、途中で急にマッサージ行くって言い出して、行ってリフレッシュしたら また帰ってくる。そっから記憶が途絶えてて。次の日今田さんに会うて「昨日大丈夫やったか」そっから2軒行った後に誰かが小腹減ったって言ったら 普通のバーの厨房、カフェに行ってめちゃめちゃうまいオムライス3つ作った。微塵もない。驚愕ですよ。断片的にもなく。

 

    

宮迫:全員結婚してる
綾小路:全然生活感がないですよね。所帯感というか。
宮迫:奥さんにね、誕生日プレゼントとかマメにやってます?
谷中:俺はずーっと前に一生懸命考えて買ってきた洋服を あんま気に入ってもらえなくて。それがちょっとショックだったの。それ以来相談して買うようになった。ホントはサプライズがいいね。
宮迫:めちゃめちゃでかい失敗があって。クリスマス、まだ付き合ってた頃に サンタさんの格好して陰に隠れててシャンパン持って、嫁来たら「メリークリスマス!」やろうとして 「メリーク・・」ぐらいで抜けて嫁の肩にビシーッと(爆笑)シャンパン、ジュワァっと。嫁「なんなん」「着替えてき」
谷中:詩は読むたびにドキドキするから贈らないでって言われた。「何か考えちゃうからやめてください」って。
宮迫:返しをどうしていいのかわからない。このグレードの返しをできるような
    文才もなければ何もないから。
綾小路:ですけど、たったひとり、宇多田ヒカルから連絡が来まして「これ何?ヒップホップみたいにバトっていいの?」(笑)やっぱあいつすごいなあと思いましたね。
宮迫:ぼくね、病気して1回死にかけるという もしかしてタイミングずれてたら死んでたかもていうのを。治ったら劇的にいろんなことが変わるんだろうとか。ものの考え方とか。おもてたけど、何にも変わらない。奇跡的なことで助かってるのに。
綾小路:例えば子供が出来ても、すべてのことが変わるっていう。
子供たちのために余計な仕事は一切やらないっていうとか いう人もいるなか一切変わらないですし。

宮迫:変わっていく事もいっぱいあるんでしょうけど。
綾小路:変われない自分に、逆に悩んでるというかちょっと女の子に優しくされたら「ヤれっかも」とか、 そういう自分が情けなくて仕方なくて。
宮迫:子供生まれたときに人生観変わるとかこれから面白いこと言えなくなるんじゃないかなとか、いろんなこと思いながら 看護婦さんと嫁が「パパよ」って言いながら渡されて 見たら「・・・・」(無言で頷いて戻す) そののちに忙しくて任せてて、あるとき家帰ったら真っ暗で足にしがみついてきて「うわっ」と思ったら 歩けるようになったことも知らなくて 「パパ」言われたら涙が止まらなくなって。急激に。
綾小路:女性は自分で産んでるからさあ
谷中:俺父親なのかなあって未だに。ちゃんと父親なんだろうかと。
宮迫:中2なんだけど「お笑いやりたい」と言い出す。テレビに出てる親の子供やったことないから 宮迫って変わってるしすぐに断定されてしまう。
谷中:ダウンタウンの浜田さんのお子さん、ハマ・オカモトうちの事務所。ベースすごいうまいよね。
宮迫:違うジャンルで大成してくれるって、理想だなあ。お父さんも最近ちょっとややこしいことありましたけどね。勝手にいじるとブチ切れするんであれですけど。

 

    
 
谷中:挫折っていうのかわからないけど スカパラの中で2人亡くなっているので。ドラムの青木達之(99年没)、ボーカルのクリーンヘッドギムラ(95年没)亡くなったあとに思うのは「俺って100%ちゃんと付き合ってこれてなかったんじゃないか」って後悔から始まる。もっとあんとき話しとけばよかったとか。自分の中でちゃんと解決しなきゃって頑張ってきたのかなあ。 それが大きすぎて他の挫折とか忘れちゃってるんだと思うし。この先もいろんなことがあるけど楽しんでやっていけたら。
綾小路:実際には演奏力も全く無いですし、楽曲も必死こいてなんとか作って買ってくれる人がいるから出しとけみたいな、レーベルに言われたまんま やってたけど、メンバーは僕以外ミュージシャンシップが強くて「1回時間をくれ」「練習さしてくれ」 「俺たちはメッキが剥げかかっている。いつかバレる」ぼくは「いや何言ってんだ、まもなくバレるよ俺たちは」(笑)こんなところで変な延命するよりいつか通用しない俺たち。走れるところまで走ろうって。そこで意見が割れて。武道館も紅白もやったじゃんって。メンバーに分かって欲しくてやったのがDJ OZUMAで。そこから3年ぐらいでまた和解して元に戻って。でもチケットが。あれ、ここ埋まってないなとか こんなにも皆さんの気持ちはあっという間に離れていくんだって。緩やかな下降線を辿り、俺たちは必要とされてないんだなって。オワコン。終わってしまったコンテンツ。みなさんの中ではそうあるのかなと。翌年から氣志團万博を。楽しみをもっと皆さんに伝えたい。