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まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

【抜粋】ボクらの時代 岩下志麻×米倉涼子×栗原美和子 男前な女

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※2015.8.30放送 米倉涼子×大澄賢也×紫吹淳 こちら

米倉:「岩下志麻!!」ってオーラがすごくって
    しかも「何色」じゃなく「岩下志麻色」

栗原:でも中身はおっとりしてらっしゃる
    もっと怖いキリッとした方だって言われません?
岩下:そうですね。強い女が多いから。
    米倉さんも強い女が多いですね。
    あたしなよなよした女性ぽい人、どちらかというと苦手なの。
    米倉さんに最初お会いした時、すごいサバサバした人だなって。
    構えたところがなくて、気さくで。
栗原:それもね、意外なんです。怖いのかなってイメージがあるけど
    会ってみると、イケナイくらい気さくじゃないですか。
米倉:ちょっと・・脳みそが足りないんじゃないですか(笑)
岩下:あたしは40代好きでしたね、結構。
   47ぐらいから極妻始めたんですけどね。それまでは文芸作品多かったですね。
   結婚は26ですから。結婚願望全然なかったんですよ。束縛大嫌いだし。
   「暗殺」っていう司馬遼太郎さんの映画の打ち上げがあったんですけど
   その時マンボが流行ってて、踊ってたんですね。
   踊ってる間に彼の顔見て、あたしこの人と結婚するなあっていう何かひらめきが。
   自分が感じてればいいんだけど、言ってしまったんですよ。
   「あたしがどうも監督さんと結婚しそうな気がします」って。
米倉:それはもう旦那様はもう
栗原:ウエルカムじゃないですか
岩下:いやいやいや、ずっと止まっちゃって。そのまま席にスタスタ帰っちゃったんです。
    怒っちゃったかなと思って。そっからお付き合いが始まったんです。
米倉:マンボーダンス止まっちゃって、ポツンとなって
    そのあとどうされたんですか?
岩下:いやあどうしてたんだろ、忘れちゃった。お酒飲んでて記憶にない。
    米倉さんもよく飲まれるんでしょ?
       
  
 18歳の彼(歌のみ)動画参照

米倉:最近控えようと思ってます(笑)この前3日間やめたんですよ。
   そしたらすごく快適で。1週間1日1杯にしたんです。ビール。
   そしたらすごく元気なんですよ。やめたほうがいいのかな。
岩下:いや、お酒は少し飲んだほうがいい。
米倉:志麻さん、だって一升飲まれるんですよね?
岩下:いや・・2升でした。一人でじゃないですよ。初デートの時に。
   撮影の時に「お酒飲むんですか?」って話になって
   二人共緊張してて、二人で2升呑んだ話よ。栗原さんは?
   お酒で結ばれたんですか?
栗原:お酒を飲まないで口説いたり口説かれたりするカップルって
    想像がつかない。照れくさいでしょシラフで。

米倉:そ・・そうですね。
栗原:コーヒー飲みながら好きだよと言われても
岩下:女優の仕事を理解して一緒に暮らす男性ってなかなかいないですよね。
米倉:女優の仕事を分かってもらえるってどういう事なんですかね。
岩下:例えば夜遅かったり、不規則で地方行っちゃったり。
栗原:それは多分覚悟の上で結婚すると思うから。
米倉:いろんな人と恋人関係にならないといけないから。
    理解してもらわないとダメですよね。
岩下:ラブシーンもあるでしょうしね。
米倉:ラブシーンやらないんですよ。
栗原:少ないんでしょ?ゼロではないんでしょ?
岩下:嫌なのね好きな人とじゃないと。お芝居でやるのって。
米倉:女優じゃないんですよあたし。
    その俳優さんが好きだからってラブシーンやるわけじゃない。
    それやらなくてもいいカテゴリーの人かなと。盗人とかやってる方が合ってるかな。
栗原:プロデューサーとしてはそうじゃない米倉涼子を引き出したい。
    ラブシーン満載の米倉涼子をご提供しようかと思います。
米倉:志麻さんは今でもラブシーン・・
岩下:もうこの年になったら恥ずかしくてできない。
    若い頃はすんごいありました。
栗原:それをご主人が撮って
米倉:どんな気分ですか?
岩下:結婚するまでやってたから特に・・全然大丈夫ですね。
        ただ相手の男優さんがね「ちょっと旦那さんの前で・・どうしよう」
    二人ぐらいおられました。
米倉:でもおうちに帰って旦那さんが
    「志麻お前・・あんときのはちょっとやり過ぎじゃないの?」
    とか言われませんでした?
岩下:そうなの。ラブシーン嫌いなんだ。
米倉:お見せできるようなカラダでもないし。出始めの頃はチューとかしてたんですよ。
    いつの間にかチューしない女優に。これは道理として合ってるのかな?とか。
    ないお話にしてもらおうかなって。
栗原:必然性があるかどうかの話ですよね。
米倉:そうそう。
 
栗原:迷うじゃないですか。主婦母をやるのか女優をやるのか両立させてやるのか。
    迷う余裕がなかったってことですね。運命共同体で仕事しなきゃいけない。
岩下:子供が5つぐらいになって、逆に悩んだんですね。
    可愛い盛りで置いていくのが辛いし。彼は女優を続けなさいと。
    君は女優をやってる時が一番輝いてるんだから、と。
    仕事を辞めたって何の意味もないって。あたしが悩んでると必ずそう言われました。
    それで気持ちが変わったこともありました。

米倉:あたし今年39になるんですね 。
岩下:まだまだ。若いわね。
米倉:結婚はともかく出産を考えるようになるよって。
    40すぎお姉さん達から言われた。まだやっと自分の意見が通ってきた。
    20代過ぎて女優始めたから、
    結婚して違うステージに行って子供産んでってことが考えられなかった。
    出産に関してはもう潮時。欲しいのか欲しくないのかちゃんと考えなきゃ
    いけないなと。
岩下:そんな事ないですよ。45ぐらいで産んでらっしゃる方いるし。
栗原:生むのか生まないのかここらで決めないと。
    自分は逸した一人なわけね。上り調子な時に結婚して産休はできないと
    思って気づいたら40歳になってた。
    大卒の人が働いて気づいたら40歳になってたのと同じ感覚と思う。
    脂がのってる時が出産適齢期ってのが悲劇。
岩下:別の生き方がありますから。お友達でも子供いないで独身で
    一人で生きてる方が周りに3人ぐらいいますけど、それはそれで充実して
    素晴らしい人生だなと思いますね。自分のペースで全部できる。
岩下:うちの近所に精神を病んだ方がいらして
    どうしてこの人がそういう精神になったのかと子供心にかわいそうになり
    自分が医者になってこういう人たちを直してあげたいと思い
    中学の頃から医者を目指したのね。馬鹿みたいに勉強して体壊して。
    1年半ぐらい留年して自信喪失してたら父の知り合いが
    当時「バス通り裏」(十朱幸代主演)でホントの高校生探してるんだけどって。
    高校のカバン持ってスタジオ行って準レギュラーになったのが転機でしたね。