石巻の鮮魚店「まるか中央鮮魚」にて。
来ましたね~卵焼きが。魚屋に入ってきて卵食ってるっていう「たまご浩二」なんつってね。うまいな~(食べこぼしつつ)マイナスというより窮地も窮地。
とんでもないところに追い込まれたところからのパワーっていうのかな、生きていく上での。
お会いするだけで、エネルギーの方が強いもん。
元気づけに来るなんて問題じゃなく、お会いしただけでパワー頂いてる。ありがたい。
石巻の近江さんは震災当時、手書きで「石巻日日新聞」を書き続けた。
近江久美子さん:最初は安否確認みたいなのが、ラジオ石巻から流れてたんですよ。何々さんはここにます、とか。1週間目ぐらいか「田園」がラジオから流れたんですよ。そうしたら嬉しくて。「田園だ!」って。選んで流したと思うんですよ。なんでもいいわけではなかったと思うんで。それが忘れられなくて。
復興に向けて作られたカフェには、山崎まさよし、ジェーン・バーキンも。
歌いましょう。
生きてるからね、生きてるかぎり。
僕の曲で「田園」があって。
1996年で、全然関係なく、その年やたら中学生が自殺する年で。ものすごく多くて、だから「生きていくだけでいいんだ」っていうフレーズが自分の中で浮かんで作った。
偶然その中にあの「波に巻き込まれ風に飛ばされても その手を離さないで」って詞があり、3.11以来2番の詞を封印していたんですけど。
みなさんいろいろ亡くされたと思うんですが、前に進んでいかなきゃいけないし 僕が思うには繋がってると。
どんなに離れても。.一緒にいるときは思わないけど、離れたりもう会えなくなったりするとすごく思う。
みなさんの思いは計り知れないと思う。
俺もいい加減な男だから
僕が全部悲しみは背負うから
だから歌ってみるね。