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まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

徹子の部屋 菊池桃子 大学院と子どもの話。

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ベストテンには制服姿でスタジオ入りしていた。

徹子:息子さんは17歳。ご自分は17歳の時に歌ってらしたと思うと不思議じゃありません?
不思議ですね。息子を見ていると、まだとても幼く見えて「わ、こんなに子供のころから仕事をしてたんだ」と。
徹子:信頼はしてるんだけど、やはり幼く見えちゃってね。自分はオトナのつもりで大人の中に入って歌ってらしたんだけど、あの頃のあなたのことを考えると子供ってしっかりしてるのかもしれませんね。


16歳で芸能界に出ましたので、普通の方と比べるとかなり早い年齢で社会に出て。かわったパターンだと思うんですけど、どんな感じかなぁと思いながら子育てしています。

徹子:ベストテンにいらした時は、お衣装、自分でしないと。スタイリストさんがいらっしゃらなかったんだって?


はい。30年ぐらい前ですから。芸能界のシステムも少し変ったなと。今ではスタイリストさんやメイクさんがついて番組にやってくる。私の時はベテランにはついてるけど「メイクは自分でやって」って。
徹子:当時は歌番組があってドラマがあって、雑誌の取材とかインタビュー・・
ところどころ記憶が抜けてまして。
高校生のころは授業が終わるとマネージャーが門のところで待ってて。
あまりにも短い時間にたくさんスケジュールが詰め込まれてて。
徹子:ピンクレディーはあたしと久米さんのことを覚えてなくて。
私はランキング番組は幼いころから見てて憧れの気持ちが大きくて
夢の舞台。お会いしたことも「タレントになって成功した証」すごく嬉しくて。
徹子:離婚もなさってて。家庭に入ってたことも
ずっと家庭に入ってることはなかったんですけど、子どもが生まれてから
仕事をセーブするようになった。
赤ちゃんが我が家に居なくなったタイミングで、ドラマに。
娘が小1の時だったと思います。
おかげさまで現場のカン、雰囲気は忘れることがなくて。
最近、(子供に)ガツン!と言うことはなく。
子どもを叱ることが減ったなぁと。やみくもに叱る時期は過ぎた。
叱ると言うより話し合いをする。
今ネットがありますので「(昔の)おかあさんどんなだったか」見るようです。
下の娘は小6になって「桃と私は似てるんだね」って。
長女は病気しまして、かかりきりになってた。
5つ年上の息子は「積極的に外に出て色々なひととかかわりたい」と。
誰でも突然参加できるキャンプに行ったりとか、科学教室とか。
好奇心旺盛な子だと思うんですけど。いろんな資料集めて驚かせてくれた。

徹子:お嬢さんは障害持ってらっしゃると
赤ちゃんのころに病院で「どうやら右と左、左右差があるぞ」って。
上手にお話しできない時期だし。「左右差が心配だから検査しようか」
大人でいう脳こうそくの痕が見つかったんですね。
乳児期にどんな後遺症が残るかはわからない、と。
未だに先生も「発見した時は脳こうそくの痕があった」と。
左手足にまひが残りまして。乳児期だったものですから脳も成長するんです。
おかげさまで今ではかなりの回復。
歩くには支障のないところまで来ています。
娘自身が先を考えられるように手助けをしたいなと。

徹子:どうしてお嬢様の病気を発表することになったかというと、マスコミが書いちゃったことが正しくないところがあったって。
そうですね。ぼんやりと病名が分からないように書かれたりですとか
正しくない情報が外へ出た時に、娘自身がもっと重い病気だと思って
私よりまず娘が嫌がりまして。
隠していることを嫌がるようになりまして。
ハンディキャップを持ってトレーニングして、小さいころから過ごしていますと
周りに同じようなお友達が増えてきた。
福祉をテーマにした番組に出る友達が増えてきまして、自分もやりたいと。
私はこういう仕事をしているし、前向きにとらえてお伝えしていくのなら
中途半端出なく自分できちんと勉強して。心に繋がっていくこと
繊細な部分もありますから、学問をやろうと。
体系的に、間違わないことを伝えられるようになろうって。
お世話になってきた芸能活動を社会貢献に生かそうと
39歳で法政大学の大学院を受験しました。
社会人向けの制度を利用しまして。3年間大学院、
残りの一年を教授助手に使いました。
40代に入って母親が一生懸命勉強する姿は
娘だけでなく、長男にもいい影響を与えたかなと。
二人ともよく勉強するなあって。
これからどんなふうに育っていくのか、まだ12歳ですので。

徹子:「ママ恥ずかしいの?隠したいの?」って言うのだって
素晴らしいじゃないですか。息子さんは「夢がない」って言うんですって?
中学校を前に「君たちは明確に●●になりたい」って言うのを持って
暮らすと生活が変わってくるって言われたけど、僕全くなくて
あせったって。そんなとき「ママもわからない」って言うのもいけないと思って
「これから中学生になるなら、学校があるじゃない。何が得意で自分の才能を見つけるのが学校って言う場所なの」高2の今も考えている最中。
偶発的なことで人生が積み重なっていくのかも知れないけど
きちんと乗っかれる準備はしといたほうがいいって話してます。



2017.11.16 追記
息子は21歳に、娘は16歳。息子さんは速読で全国1位に。
早くから字を知りたがる子だったので。
2歳の頃から早押しクイズが得意だった。
「ママ読んでるんじゃないの。見るようにして」
小3の時余りにも読むのが早すぎて先生に怒られ、泣いて帰ってきたことも。
速読は短期記憶の脳にしまわれるようで。残念だなと。

客員教授は)雇用政策の中のキャリア教育を担当しています
人生の中のお仕事する期間、今の日本を知って
就職につながるようなことを。

39歳で受験、40歳で大学院に。
若い頃行った女子大は美術だったので、大学院で言葉の壁にぶつかりました。
2年目で後輩たちに教えていたら、教授たちが
「菊池さんて教えるの向いてない?」と言ってくださって。
周りの方々から石の上にも3年、と。

「相棒」にも出て
小学生の頃から水谷豊さんのファンだったので嬉しくて。
ちょっとシリアスな役でした。

芸能活動と大学の教員と、二足のわらじ。
パラレルキャリア。片方で得た知識人脈を、もう片方で生かせると。
ピーター・ドラッカーさんの説にもありますし。