マツコ ”生きる”を語る
・女性への憧れを女装で語ってきた。
・あなたの”性”多様な性。
加賀美 マツコさんきょうはありがとうございます。
マツコ アタシ今日リアクション取れなくなっちゃう。こちらがご無理を言ったようなものだから。
加賀美 衣装というのはマツコさんをあらわしたり、隠したり
マツコ「隠す」というのをあえて入れてくださるあたり、加賀美節炸裂ですね。やっぱり衣装って、自分を装うだけじゃなく、武装。これにはやっぱ意味があるのだろうなと、うすうす感づいております。今日びの若いあなた、聞いてるか?NHKも小物になりましたなあ。加賀美さんみたいなの出てこないもん。
子供時代
マツコ 体格のいい、元気な「男の子」だったかなあ、と思っております。なんか、嫌な子供だったのは覚えている。無邪気さけなげさは一切しない、醒めてる子。今は完全に男の子が好きって言えるけど、男性を意識したのはおそらく小学校1年生。そういう態度をとってしまったのが最初。同級生を廊下で突き飛ばしちゃった、6~7歳が最初。女性になりたいと思っていますよ。生まれ持っての性から女性になりたいのではない。
加賀美 男性のほうが魅力的に感じていた?
マツコ 中学になった時には、自分は異性愛者ではないと感じていた。女性にはなりたくないけど、好きになるのは男の子。憧れる、加賀美さんも含めて、こういうひとになったらいいな。憧れる対象が全員女性。
真ん中加賀美さんの写真入れて欲しい。
セクシャリティをカテゴライズすると、とっても厄介なんですが、どっかでアタシはフェミニストなんですよ。男って言い切るのも難しい。
シミュレーションしたんですよ。商社マンになり、ドバイに石油買い付け...無理だったんですよねぇ。
マツコ こんな形態になったじゃないですか。成れの果てとしてはよくできた。ノープランで自分を泳がせて、結果としてこの形になったのなら文句は言えない。ありがたいですよねえ。
人生というものを穏やかに幕を閉じようとしてる時に「ゲイなんですよ」とか、10年後この世にいない両親に説明するのは身勝手だと思った。穏やかに暮して欲しいなあという気持ちが強かった。
だから社会が手を貸してくれると思うのは大間違い。個々の人格、個々の肉体である以上カテゴライズできない。そういうかっこしてるってことは性同一性障害ですか、とか
自分を律しなきゃいけない気持ちが強すぎる。世の中が承認してくれない恐怖を強く持ちすぎてる。
加賀美さんみたいな方に言うのは失礼な発言かもしれないんですが、これだけテレビを愛してますけれども、テレビに出てる自覚がほぼない。
意地って必要ですよ。ずーっと意地張ってるみたいなもの。名案も浮かばないので。とりあえずやって、失敗したら下で迷惑掛けた人にごめんなさいって。