ミュージック・ポートレイト 髙橋真梨子×萬田久子

ふたりは２０年来の友人。
出会いは飛行機の中。たまたま隣り合わせ。

「今箱根なんだけど、真梨子さん今すぐ来て」行けるわけないじゃん。

…全然忘れちゃって・・・・

 

●高橋真梨子の選曲

 

・明日になれば　ザ・ピーナッツ

少女のころの憧れ

はしたないでしょ？大ファンじゃないと知らないと思う。

メジャーな曲でもない。歌を歌おうとか音楽しようと思ったのは彼女たちの影響。

よく歌ってた。

・メモリーズ・オブ・ユー　ベニー・グッドマン
ジャズミュージシャンの父親が

ポップスもいいけどまずジャズをやれと。１４歳には難しかった。

発声練習だけで苦しかった。基礎からやれと。父は３６歳の若さで亡くなった。

・ドクター・フィールグッド　アレサ・フランクリン

何度練習しても自分のものにならなかった。

歌が下手とかうまいとかじゃなく、元々持っているソウルがないというのを

分からされた曲。

・素直になれなくて　シカゴ
ソロになって４年間全然売れず、３３歳で失恋もして

その人が居ない国に行きたいと思っていた しょっちゅうこの歌を歌っていた。

・桃色吐息　髙橋真梨子

運命が変わった。

ジョニィへの伝言に匹敵するほどインパクトが強い。

まさかこんなに売れるとは思ってなかった。世に名前が知らされた曲。
・キス・オブ・ライフ　ＴＯＫＵ

９３年、４４歳でヘンリー廣瀬さんと結婚。
めまい、体の痺れを感じた４７歳で更年期障害と診断される。
友人からＴＯＫＵさんのライブに誘われる。

歌う気もなくおしゃれもせず、地味な恰好で観にいったら

彼が「スティービーワンダーと高橋真梨子が大好き」と紹介され。

一生懸命その状態から抜け出そうとした矢先

母親に癌が見つかった。

力づけてくれるお友達がいたことはすごく力になった。
・フレンズ　高橋真梨子

母が好きだった曲。７０歳で母死去。

親はどうしても先に逝っちゃうんだけど、
ああしとけばよかったこうすればよかったって後ですごく思って。
・ロビンソン　スピッツ
カバーアルバムを作るのに５００曲聴いて選曲。
この人たちは同じ九州人なので。
・ホワッツ・ニュー　リンダ・ロンシュタット

憧れのひと。素敵な歌だし、若い頃あったいろんな出来事を

忘れてしまうような歌。この人の素晴らしさ。
人生最後に聴きたい曲

・ムーンライトセレナーデ　グレンミラーオーケストラ

クラリネットのビブラートを父がずいぶん練習していた。

１５歳で亡くなったので歌手になった姿を見せられなかった。

ビブラートで苦悩していた父を思い出す。

 

 

●萬田久子の選曲

・おはなはん　連続テレビ小説テーマ曲

小３の時母親と見るのが日課だった。

洋裁部屋では常に母のミシンを踏む音が聞こえていた。
・メロディ・フェア　ビー・ジーズ

この映画（小さな恋のメロディ）何度見たことか。

どうしてトレイシー・ハイドみたいな顔にならないのか。

当時中２だったけど、なんとなく引っかかってきた相手が居たので

万博後にエキスポランドに行った。

・サムライ　沢田研二

ミス・ユニバースの時は隣の九州地区代表が選ばれると思っていた。
その時（７８年）ゲストは沢田研二。

私の人生を変えたビッグイベントの日。あの時のステージで歌われた歌。

 

・無造作紳士　ジェーン・パーキン
 歌のみ参照 「美しい人」（’９９）ですね。

みんなから反対されて東京に行き、ワインに目覚めたころ。

一升瓶でワインが売ってたんですよ。おいしかったなあ。

近くに焼きたてのフランスパン売ってて。それだけじゃ味気ないな、

そうだ音楽だと思って。

２２歳で「なっちゃんの写真館」でデビュー。主役は星野知子。

私には挫折だった。

真冬に夏のシーンを撮るのに、氷を口に入れられたんですよ。

息が白く出ないように。

もっと女優はお姫様扱いで

「蝶よ花よ」とされると思ってたらいきなり氷を投げこまれて。

もう女優はやめようと思いましたね。

 

・ケアレス・ウイスパー　ワム！

２６歳で佐々木力さんと恋に落ち、世界中を旅行した時に流れていた。

出会いの曲ですね。ワム！が。

８５年、夏目雅子死去。すごいショックだった。

遺作がいっぱい流れたけど、私には代表作がない。

どうなのよと思っている矢先の妊娠。

女優が面白くないから周さんってわけでもないけど、ＮＹで産んだ。

女優は自分の中では「辞めた」

・ランバダ　カオマ
ＮＹで出産したときちょうどヒットしていた。
全てを忘れ友達と別れ、第２の人生。
一人の女性として生きていくんだと。
３ヶ月ぐらいは子育てって面白かったんだけど。
あるときマネージャーから電話があって。
２週間東京に帰り、藤田まことの娘役の仕事を。

引退宣言してないしいいか、と。
主役じゃなくても楽しくやろう、というきもちになった。

・ミーカ　グレースケリー　

４９歳で語学留学。９時５時で学校行って。

２９歳で未婚のまま出産。３６歳で事実婚。
おおらかな気持ちと人に対する優しさのある人。

２０１１年３月還暦　６月スキルス胃がん　８月佐々木力さん死去

リッキーさんのカラオケの十八番。
・ＨaruHaru  ＢＩＧＢＡＮＧ

マネージメントをしていた知り合いの影響。

日本でまだ人気がなかった頃からコンサートに行ってる。

みんなで一生懸命になってたころを思い出す。

人生の最後に聴きたい曲

・真赤な太陽　美空ひばり・ジャッキー吉川とブルーコメッツ

母が大ファンだった。カラオケの十八番。

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