生涯に3度目ですね。沢田さんと、こうしてお会いできたのは。最初は大昔の月刊明星の対談。べろべろに酔っぱらって。僕から見ると、渡辺プロダクションを中心とした沢田さんたちがすごくよく見えた。ああいうふうになりたい。月刊明星の時もお付が3人ぐらいいた。僕一人だったから。
そのあとテレビの「LOVE LOVE あいしてる」のゲスト。
あんまり近くに居なかったですね。長い人生の中で。
どっかであっててもいい感じがあるんだけど。
気にしてるんですよ沢田研二。
広島でタイガースのリサイタルがあって。
僕その頃大学生でアマチュアバンドやってて。
タイガースのショー見に行ったら、客席の女の子たちが凄くキャーキャー言ってた。ビートルズを見るように。その時すごいやきもち妬いたんですよ。「なんで沢田研二」あんなふうになりたいけど実力的には俺たちの方が上だって。
そのあと渡辺プロダクションの門をくぐったりするわけですよ。初めてでしょこんな話するの。オーラの塊みたいな人がずーっと沢田研二であり続ける。こんなに長い間好きで居続けるのは、ボブディランと沢田研二ぐらい。企画が上がった時一番に沢田研二に会いたい、と。
かみさんが大阪でNHKの朝ドラやってんですよ。月のうちほとんど行ってて。すっごい不自由してるんですよ。男一人で生きられないから。外食がだめなんです。
ジュリー:僕なんか何でもOKです。suica持ってて電車にも乗る。PASMO3回ぐらい落としちゃって。舞台の稽古があるから定期買ったんですよ。得だろうって買ったら損だった。名前書いてないけど毎回返ってくるんです。ATMも使う。四六時中忙しいわけじゃないからお茶も淹れる「味噌汁ぐらい飲んでかなきゃだめだよ」と作ってやる。前の晩に冷凍庫から出して、アジの開きも。よっぽどのことがない限りは見送りもやる。テレビに出ないと顔覚えてもらえないんですよね。売れてる時代の顔しか覚えてない。まぁ気楽ですね
ジュリー:僕なんか何でもOKです。suica持ってて電車にも乗る。PASMO3回ぐらい落としちゃって。舞台の稽古があるから定期買ったんですよ。得だろうって買ったら損だった。名前書いてないけど毎回返ってくるんです。ATMも使う。四六時中忙しいわけじゃないからお茶も淹れる「味噌汁ぐらい飲んでかなきゃだめだよ」と作ってやる。前の晩に冷凍庫から出して、アジの開きも。よっぽどのことがない限りは見送りもやる。テレビに出ないと顔覚えてもらえないんですよね。売れてる時代の顔しか覚えてない。まぁ気楽ですね
拓郎:世間のイメージは「吉田拓郎が電車に乗る」逆なんですね。ええ~沢田研二が歌ってくれるのって、嬉しかった。バッグバンドに入りたくてしょうがなかった。大好きな人ができると、その人の後ろでギター弾きたくなる。生涯でギター弾きたいと思ってるの、沢田研二と中島みゆきなんですよ。
「まりこのへ~やで~」(←「悪女」)それ1曲弾きたい。
曲「危険なふたり」(←演奏、コーラスのみ)
ジュリー:お客さん入んなくて、できなかったんですよ。中途半端な年齢なんだろうと。若いころは行け行けで調子に乗ってたし。人間離れしてて良かった時期もあるけど。人気がなくなる、椅子取りゲームから外れちゃってもういいや、自分の好きなことをやろう。待ちゃいいんだって。ライブが好きだから、できるところでやろう。ちっちゃいとこでやりだしたら落ち目って言われ。だけどガラガラのとこでやるより、小さくてもいっぱい入ってくれる方がいい。「あのジュリーが」って思ってくれる。そのころからできる本数が少しづつ増えてくる。歌番組はコラボコラボって言うけど、ひとりでやらしてくれと。出たいわけじゃないんだと。
テレビは好きじゃない人と一緒にやらなきゃいけない。ライブはずっと前からチケット取って来てくれる。そういう場所を大事にしなきゃいけない。タイガースをリアルタイムで見てた人たち、ほとんどが女。拓郎さんみたいなのは珍しい。ライブでヒット曲を全部やろうと思ってたけど多い。泉谷と同じ(曲数)は嫌だから、80曲。
拓郎:ステージには魔物がいるのかなという気がする。ステージに立つとしゃきっとする。「骨まで愛して」好きですねぇ。カラオケで歌う。突発的に演歌がいいなと思う。細川たかしに興味持ってるわけじゃないけど、youtubeで「矢切りの渡し」見たらあの歌い方の素晴らしさ。出だし、細川たかしじゃないんですよ。途中から出てくるのが絶妙。どんな気持ちで歌ってるのか知らないけど、なりきりがうまいなぁ、軽いなぁと。ipodに入れて聴いてる。
ジュリー:僕が胃潰瘍で倒れた時のピンチヒッターが細川さん。レコードとして聴いたことはなかったな。僕は一度だけレコード大賞獲ったけど。レコード大賞はパワーゲームじゃないですか。吉田健が入ってエキゾチックスになった時も客席と喧嘩してる。いっとき新幹線に個室があったじゃない。男の人が「こええ~ジュリー怖ええって言ってるのが聞こえて。
曲:「唇をかみしめて」
拓郎:沢田さん、自分好きでしょ?
ジュリー:まぁそうですよ。逆の方法で自分を良く見せたい。周りに支えられて、というのではなくそれに見合う肉体労働をしたい。