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まとめ・文字起こし+ココログ過去記事集。

サワコの朝 辻井伸行

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ピアノソナタ第10番の演奏から。ピンクのスーツで登場。

「今のはショパンの」「いえ、モーツァルトです」

5月、ロンドンフィル。ウラディーミル・アシュケナージと共演。ロンドンは聴衆が厳しかったけど、終わった瞬間拍手で、嬉しかったですね。

小さい頃なんで目が見えないのって母に聞いたことがあるみたいですけど。すぐ「僕はピアノがあるからいいや」と。

ずっと「盲目の・・・」と言われていますが、ひとりの音楽家、ピアニストとしてみてほしいなと思い続けています。

 

記憶の中で今もきらめく曲

ショパン英雄ポロネーズ

生後8ヶ月の頃からブーニン演奏のCDを傷がつくまで聴いていた。他の人の演奏は無反応。ブーニンを買いなおして聞かせるとまた手足をバタバタさせて喜ぶ。強弱のつけ方などが違うんだそう。

絶対音感

天ぷらやさんでアナゴを切る音が「ソ」に聞こえた。カラヤンには独特のオーラがある。もっと早く生まれてれば共演できたのに。小沢征爾さんとも共演したい。

アガワさんにも独特のオーラがありますよ。

両親は音楽家でもなんでもなくて。母はいつも褒めて育ててくれたので音楽が続けられた。美術館に連れて行ってくれて、好きな絵の説明をこころの眼で見ていた。元になっている絵を母に説明してもらいイメージして、辻井伸行の「展覧会の絵」にする。

初演奏は5歳。ハワイのショッピングセンターの自動演奏に興味を持ち、店員さんの配慮で弾いたのが最初。人前でピアノを弾くのって楽しいなと思った。10歳でプロを目指す。

父は冷静で「たとえリトルリーグで優勝しても上には上がいるからいろんな勉強をしたほうがいいよ」だから中学生の時には父に対する反抗期があった。いまになって言ってくれてよかったと思う。

ヨーロッパは耳が肥えた人が多い。ドイツでは「つまんなかったら帰ろう」という空気があり拍手もまばらで緊張した。弾いていくうちに反応が変わり、スタンディングオベーションになったときは「やった!」と思った。ピアノが大好きでしょうがない。なくてはならない友達。つらいとか嫌だと思ったことは一度もない。

疲れたときは水泳、スキー、山登り、カラオケ。演歌も大好き。違うジャンルは楽しい。氷川きよしさんが好き。恋をしてみたい。浅田真央ちゃんがタイプ。

作曲もする。鳥が歌ったり、風がしゃべったり。ベルリンをイメージした曲の作曲。

 

今、心に響く曲

「ベルリンの小径にて」を演奏。

サワコの朝」も即興で演奏。