第1夜
アナタだから撮れる情熱大陸はきっとある。
あなただけの情熱大陸を撮りませんか。
それならば、私の好きな人を撮りたい、と彼女は言った。
数々のヒット曲を作り出してきた人間性、せっかくこんなに近づけるのであれば、知りたい。挑戦ですよね。
小田 縁というのを大事にしていて、つながりがあったんだなという想いから引き受けた。最初に釘刺しときたいのは「やったことないから」ってのは言い訳にならないように。ゴールが見えないにしても、たどり着いたのはこれだったって
出来次第ではボツになるという。
震災後、押し付けがましくないのがいいと思ったんだけど、いくら「曲が出来ない」と言っても、なんか伝えないと。
君の好きなふるさとの街にまた
あの日々が戻ってきますように
ここでいきなりのご当地紀行。
どんなにいいコンサートやっても忘れちゃう。でも「ご当地紀行」はあの時どこ行って、っての全部覚えてんだよね。
ってことで八木山動物園~白石城
東北大学の、かつて使った校舎は震災で使えず。
45年前と全然違うよ。学食ほおばってるところも撮影。
音楽は趣味。どんなにがんばっても眠くならない。音楽だけやれたらどんなにいいだろうって。いい意味で「らしいね」って言ってくれるけどマンネリだし「また風が吹くのかよ」とか。それをずっとやってると「普遍性」って言われる。
アーティストはナイーブだから、批判されることには弱い。
でも自分が好きなことは続くんだよな。
・楽屋で
震災以来の仙台で新曲歌って
そんな盛り上げんなよ。思いをかっこよく伝える必要はなく、みんなもゆっくりゆっくり元気になってくれたら
ステージに臨む横顔ってなんか違う。
本来このコンサートは昨年行われる予定でしたが、やってはいけないんじゃないか、そう思ってました。わが青春の地、仙台でこの日を迎えることが出来ました。感無量であります。
「その日が来るまで」
いつかその日はきっと来るから
時は優しく流れるから
雪が解けていくみたいにいまはそのまま
ゆっくり ゆっくり元気になって
君が好き 君が好き
それを伝えたかったんだ
遠くからずっと君を想ってた
こんなときにやっていいのかって思いはずっとあったから緊張した。
まだ撮るの?まだやるの?君の考えはまとまった?物を作る覚悟を問われるわけですね。
あ、事務所潜入。
人が共鳴してくれる曲が書きたい、と年齢を経て想うようになった。
もう楽屋でケータリング豚丼とか、えへへ。
ライブ前には栄養ドリンクをおまじないで飲む。
調子悪くて機嫌悪かったとしても「今日は機嫌いいですよ」って
そういうのは嘘と言わないよな
直前の練習のときギター1本で「I LOVE YOU」やってた。
第2夜
最近強く思い始めたこと
(女優を)続けられたらいいな。小田さんのように 感動を与えられたり。自分もそういう立場になれるとおもうと、続けられたらいいなと思いますね。挑むなら 自分の身ひとつで挑むべきだって
無限の選択肢を減らして作るってことはすごくたいへんなこと
どっかに自分の趣味が介在してたり。そういうもんだけどさ。
小田さんと東北大学~港の見える丘公演
昔はくだらない質問されるとムッとしちゃった。生放送中 ラジオのブースから出ちゃったことがある。くだらない質問されることが屈辱だった。
「さよなら」の演奏テンポが速くて、なおす場面
ずっときいてみたかったこと
井上 今の私と同じ年(25歳)の頃 何を考えてましたか
小田 音楽をやめることができないっていう。本当におれは音楽で食っていこうと思ったのは、解散して一人でやっていくことになったころ。
今までやらなかったようなこと 人にプロデュースしたり。昔はニーズなんてないから自分本位だよな。あの曲好きだって言ってくれるのはすごく少ない人たちだけど、それが励みになった。
二人の物語でしかないって言うラブソングはもう書かない。気味悪がられちゃうよ。飽きないで乗り切れるかがテーマ。
うかつに何か読んだり見たりしてメモしたものにろくなものはない。そういう戦いはありますね。
港が見える丘公園では高校時代 雪合戦をした。
真央ちゃんがお兄ちゃんに勧められて初めて聞いたのは「秋の気配」
俺の書く詞は心象風景が多すぎるから、もう少し風景を入れたら?そう言われて書いた曲。
風とか雨とか歌に出てくるけど 好きなんですか?
野球部で外野でずっと ただただ守らされて立ってる。だから風の音が変わるとか そういうのにすごく敏感。今日の観客に何を伝えるか ぎりぎりまで考える。
小田さんの歌がなぜ愛されるのか 少しづつ分かりかけていた。人とのかかわりは素敵なことだと教えてくれる。
横浜赤レンガ野外コンサート
「たしかなこと」「緑の街」「MY HOME TOWN」時間的にさわりの部分しか流れないのが惜しい。
自分の意思だけで「もうこれでおしまい」と言うことはないなぁと
毎回同じことやるのはいやだから、やるからには新しい歌を聞かせに行く、というつもりで。まだわかんないけど。
主演作の主題歌を2曲書き下ろし、ふたりの出身は言わずと知れた横浜市金沢区。