この曲は「スナップショット」。連続性がないので訳しにくい
歌詞と歌詞の意味をつなげる意味はないとジャニス自身は思っているかもしれない。
誰かが死にかけている
通りにある恐怖
救いの手が得られない 逃げ出している人がいる
(someone escaping 誰かが逃げ出す)
聖なる革命が起こるのを待っている
(wait on a line 列に並んで待つ。ニューヨークではonをよく使う)
革命のパレードは幻想に過ぎない
誰かがドラッグをやっている 超笑える話ね(大杉先生訳)
(using 暗黙の了解 amusing 皮肉を込めているのでは、とクリスペプラー)
踊りましょう 踊りましょう
キャビアとバラの香り
(贅沢者の象徴、虚飾に満ちた大人の世界)
こどもたちに 大人たちのうわべだけの姿を見せてあげよう
私たちがいかに仲がいいか
(離婚率の上昇してきたアメリカなので、辛らつ)
ジャニスイアンのなかにあるブラックユーモア。
この曲を聴くとどうしてもドラマ「岸辺のアルバム」を思いだすが
家庭が崩壊し家も豪雨で流されるストーリーなのでぴったりだなぁ。
「恋は盲目」は坂口良子「グッバイ・ママ」の主題歌。
番組は前編が忠実な和訳だが、後編の自分流に歌詞をアレンジするあたりで
あれれ・・・と思ってしまう。試みとしちゃ面白いんだけどね。
後編はこの記事の続きに追記する予定。
忙しくって今日の更新となりました。
追記(2012.1.29)後編
誰かが真紅の血を流している
夜の闇の中で見知らぬもの同士が明かりのもとで突然の出会い
(←独身が出会いを求めて集まる場:大杉先生)
一人ひとり挨拶を交わし
求めるまなざしの前をそれぞれの人生が通り過ぎる
(←重たい人生が垣間見える、目に見えるわかる部分。
言葉遊びの部分があるため、韻を優先するのかどうかわからない)
アンジー風に訳すと
重い傷 私の過去 自分の欲と野望があなたへの愛の邪魔をしていた
初めて今あなたの目を見た
●変わる瞬間を歌詞に入れる
1番。
「信号が青に変わり 風向きも変わり今
愛に絡まった嘘も解け 胸の中の悪魔が去って行った
Will you dance? Will you dance?
朝の光の中
チャンスを片手に 踊りましょうよ
Will you dance? Will you dance?
あなたしかいない
つかんだこの手を離さないで 人は変われるから
アンジー先生も「岸辺のアルバム」で家族がもう一度団結するシーンから
この訳詞にしたと。
奈央ちゃんは「霧の中 何も見えず 行き先もわからぬまま
”前を向くこと”・・・」と、前回よりうまい歌詞だったなぁ。