2016.7.12追記
巨泉さん。永さんが連れてったか。年寄りは腸閉塞やるとキツいんだよね。亡くなった時は体重40キロ台。最後は「ありがとう」しか言わなかったそう
じいさんたちの昔話かと思いきや、これがなかなか面白かった。巨泉さんは相変わらず尊大。
出演者に敬称をつけないスタイルは、小島正雄氏から影響を受けたもの。小島氏は68年1月に、54歳の若さで亡くなった。
ギャラもらってるのに”こちら側”の人たちにさんづけする必要はないってことなんですね。
今朝も巨泉節がさく裂。
ピンクレディーから始まって、キャンディーズ、モーニング娘。、マイケルジャクソン、AKB48は、認めない。ひとりで歌えずに、ユニゾンで踊って、ちゃんと歌えるはずがない。ビリー・ホリディ、美空ひばり、井上陽水は認める。
視聴率よりも「視聴質」(←これ一発変換できた)が大事なのではないか、と藤田さん。巨泉さんは反論。
「いまのひとたちはテレビよりもモバゲーだからさ」11PMが長く続いたのは、スポットCMだったから。提供スポンサーは要らないという考え方は、当時朝日新聞の社員だった筑紫哲也氏も同じ。
永六輔さん「ラジオのほうがよい」等身大でしゃべれるし、いまも手の震えをカメラが映さないように隠している。
おばさんなんで、突然番組降板を言う。ラジオ番組「きのうの続き」の時もそうだったとか。熱海のホテルで原稿書いてるから、明日の番組には出ないなどと言い出し、慌てた藤田氏がアマンドのシュークリームを持って、まだ高速道路のない時代に
車を走らせた話を披露。永さんの作品に影響を受けたのが、小室等、井上陽水らのフォーク。
椙山三太さんも先日78歳で亡くなりました。マッドネスの「CITY」も手掛けたんだ。
永ちゃんは完全主義者。自意識が強いから反省するのね。俺はしないけど。局より偉いのは(辞めないでと言った)聴取者。
藤田さんが企画した「11PM」も「マスターズ」も当初は「そんな時間帯に誰が見るんだ」って言われ、「世界遺産」の時は
「それ、なんですか」って反応。
永六輔:手が震えるんですね。足も震えるの。パーキンソン病って言うのは、つんのめって歩く歩き方があるんですね。前傾歩行。そのままだとぶつかっちゃうから、姿勢をよくして上を向いてゆっくり歩きなさいってリハビリがある。インドネシアの青年が『そうだ永さん、日本にはいい歌があります。”上を向いて歩こう”を歌いながら歩きましょう。知ってますか?』って言うから、おれ、『知らない』って言っちゃった。次の日、「あれはウソです。あの歌は自分が作りました」って言ったら
「またウソを言う」って言われちゃった。
巨泉さんはフリートークの編集が嫌い。
前田武彦:テレビってのはさびしい時に見るものだと思う。幸せな時、『家出した息子が久しぶりに帰って来た、さあテレビを見よう』とは言わないよ。そんな時テレビなんかいらないよ。テレビなんかちっともみんなが見なくなるような生活が理想だね。
前田武彦さんは昨年この番組にご出演。(参照)それがテレビに出た最後に。
巨泉さんが立ち上がって歩く後ろ姿に老いを感じ。
何度も言うようだがうちの父にそっくり。※父も2019年に亡くなった