ツッコミ革命 浜田雅功
大吉先生
たとえば、B&Bが面白いんじゃなくて「洋七が面白かった」「紳助が面白かった」「たけしが面白かった」THE MANZAIが起こした。面白い奴だけ残る仕組みを作っちゃったんですね。漫才ブームが2年ぐらいで終わって、ひょうきん族が始まって、残った人はボケの人ばっかり。あぁ、仮に二人で始めても、一人しか残らないんだってことを知ってたんですね(笑)知ってたというよりも当時の常識だと思う。どっちかしか残らない状況で。そんなにお笑い好きでもなかった姉から言われたんですよ「なんでツッコミするん?仕事なくなるやん。何年かで結局消えるんばい」
一筋の光明が浜田さんやったんですね。ある日突然現れたんですよ。伝説の番組「4時ですよ~だ」僕と同世代のナイナイとかは中学から見てるらしいんですけど、福岡はやってなかった。もうびっくりしましたね。ネタ云々じゃなく、のちに浜田さんってわかるんですけど、ツッコミやる人があんな言葉づかいで、あんな大声でけんか腰にツッコむのは初めて見たんですね。強いツッコミで一個一個丁寧に止めてくれて、見てる人たちを「こうやな、今おかしいこと言ってるな、次行こう」終盤に「ジャンピングクイズ」松本さんがボケで、次正解したら倍になります。呆れ果てた浜田さんが「何が?」松本さんが「私が」そしたらそれまでツッ込んでた浜田さんがフッと「観たいから絶対当てよう」言ったんですよ。どっちも面白いなというのはバチーンと来ましたね
小峠さん
荒々しいチンピラな感じの立ち居振る舞いとかね、面白いですよね。あの人が最初でしょうね。
浜田さんは斬り方がすごい。バサッというね「もう、この人ないな」思った時に「あい、じゃ次行きましょう」何人の人間が救われたか。絶対に笑いの起こる「はい、次行きましょう」ですから。あれはできないですね。トーン、現場の空気、分かったうえで「はい、じゃ以上です、次行きましょう」そこでひと笑い起きて次に行く。収録時間の短縮にもなりますし。今そうやって、やってる人いますけど、たぶん一番最初は浜ちゃん
※背景がおしゃれやん。壁にジャケットやぞ
#笑いの正体 より、小峠さんの「人生で一番決まったツッコミ」
— 三増 紋右衛門(年末年始の余興の御依頼お待ちしております!) (@mon_emon) December 28, 2022
小5の冬、クラスの女子が窓を開けてコックリさんをしていた。
寒かったので閉めたところ
「開けといてよ!コックリさんが挟まっちゃう!」
と言われた時の一言。
教室の窓に挟まるコックリさん…押切蓮介先生に描いて欲しいw pic.twitter.com/6QJUyibNVk
三村マサカズ
「ダウンタウン以前、ダウンタウン以降」なりますよね。すごく参考にさしてもらいましたね。浜田さんのツッコミは観て聴いて学んで。浜田さん目指して。関西の人も東京の人も増えましたよね浜田さんが(笑)
関西の方は物心ついた時から日常にボケツッコミがありましたけど。「よしなさい」はあるけど、わかりやすい「なんでやねん」はなかった。最初はツッコまないっていうツッコミをしてたんです。顔を見て終わり、とか。バカルディの結成当初、変にセリフを言うと下手なんで。
ドリフ。いかりやさんとかよく見てましたね。分析しだすと、いかりやさんってちゃんと怒ってたなと思うんですよ。お母さん役で出てきて、チャー坊とか、けんを「靴脱ぎなさい」寅さんも「寅ちゃん、ちょっと」あれもツッコミ。
○○かよ
三村:普通に「犬かよ」おれも大竹も、なんなら関東の人全員使ってた。ちょっとブームになった時、爆笑問題の田中さんに「お前のせいで俺が○○かよとか言えなくなっちゃった」ふざけて言われたことがあって。俺のが立っちゃったんですね。声がでかくて。
大吉:吉本のツッコミと比べたら変だけど、特に関東の方がこっちじゃん、っていう風に気付いたんじゃないですか。これもアリなんじゃないかと
三村:ブレイクしたんじゃないかってのはありました(笑)木にツッコんでましたから「おい、木!」(笑)おれひとりで、音声のみでCDを宣伝するんですよ「デスチャかよ!」録った記憶があります。だってなんにもしてないんですから、デスティニーズチャイルド。曲出しただけですから、究極(笑)
ひとり:東京の芸人さんは苦労したと思う。できないから関西弁。
ジュニア:もし関西弁やったら、ジャンガジャンガ生まれてなかったね
田中:生まれてないです
※2023.1.16追記 浜ちゃんの別居、奥さんがセリフおぼえるために別宅に行ってるだけ。よく読むと大したこっちゃない
たとえツッコミ
後藤輝基
僕らの時代のバラエティーって、ひな壇がブゥワーッて。司会がなんか言うたらワーッと立ってうわーッと云うんですね。でも同じ感じで言ってたら埋もれるんですよ。落ち着いたときに「○○ちゃうねんから」
(極意は)よりよく伝わるように。一般の人が対決で歌うたう、優勝決める、めちゃくちゃうまかった、どうでした?「いやいやもう感動して、ここ(腕)でショウガおろせるぐらい鳥肌立ちましたよ」描写が、ギューンと立った鳥肌。強烈なトリハダの感じがするじゃないですか。歌聴いてるときに何となく言おう、そうだ「大根おろせるぐらい鳥肌立ちましたよ」ちょっと待てよ。大根という言葉の中には大根役者というマイナスのイメージもある。歌うまいの聞いたのに。切り替えて、生姜。
角野卓造じゃねぇよ
近藤春菜
養成所の方にネタ見せしても講師の方に「はるかのボケはいいんだけど、春菜はツッコミじゃなくてあたふたしてるだけだ」言われて。関西弁みたいにキレのある言葉が、東京出身なので無くて。女性が強い言葉を使いすぎると引かれちゃうんじゃないかって。すごい悩みましたね
声のトーン、ワードのチョイス。男性よりも難しいんじゃないかと思います。
「ロンドンハーツ」女芸人格付けってのがあったんですよ。角野卓造さんを知らないのに角野卓造さんと言われます、覚えていただこうと思って。淳さんが私を覚えていただこうと思って「角野さんどぉ?」とか。でも私2年目で技術もないのでおうむ返ししかできなかったので「角野卓造じゃねぇよ」ウケて。この方も似てるこの方も似てるって。